動画投稿サービスのニコニコ動画は25日、動画ジャンルの「R-18」を「例のソレ」という名称に26日から変更すると発表した。ジャンルの内容や投稿基準には影響しない。
ニコニコ動画によると、同サービスにおけるこれまでの「R-18」ジャンルは「公序良俗に完全に反する内容ではないものの、成人向けの表現が含まれる」動画の区分で、一般的に理解されている成人向けコンテンツとは異なっていたという。
公序良俗に反するコンテンツの投稿を認めていないニコニコ動画では、違反動画の削除などの措置を行っているが、「成人向けコンテンツの投稿が許可されている」と誤解されることが課題だったため、今回の改称に踏み切った。
ドワンゴ取締役兼最高執行責任者(COO)でニコニコ代表の栗田穣崇(しげたか)氏がジャンル名の変更をX(ツイッター)で報告すると、「真面目な話なんだろうけど笑ってしまいました」「たしかに、よく知らない人は誤解するかも」などと好意的な反応が相次ぎ、Xのトレンドに「例のソレ」が入った。
また、ニコニコ動画では一部のネットミームに「例のアレ」というタグをつける慣習があるため「例のアレに対抗?」「例のアレに対する存在が生まれて胸アツ」などの投稿も見られた。