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朝ドラ「虎に翼」9月5日第114話あらすじ 吉田ミキ(入山法子)が広島から上京、寅子(伊藤沙莉)は優未(毎田暖乃)を探そうとするが猪爪家に連絡できない

iza(イザ!) 2024年9月4日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」(第111~115話)の第114話が5日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公で東京地裁判事の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」振り返り

昭和34(1959)年11月、寅子が担当判事の1人を務める「原爆裁判」の準備手続が終了。争点は、原爆投下が国際法に違反しているか否かと、米国および日本の政府に国民個人が損害賠償を求める権利があるかどうかの2点だったが、日米両国の賠償責任を立証するのは困難と思われた。口頭弁論の日程が近づくなか、原告代理人である弁護士、雲野六郎(塚地武雅)が急死。雲野とともに訴訟の準備を進めていた弁護士の岩居(趙珉和)は、尻込みしていた原告たちを説得して提訴にこぎつけた雲野を亡くしたことで訴訟の継続をあきらめかけた。そんな岩居を、雲野が万が一に備えて訴訟のサポートを依頼していた山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)が鼓舞。広島と長崎に足を運んで被爆者から話を聞き、使命感に駆られたよねと轟は、岩居とともに雲野の遺志を引き継いだ。

日米安保条約改定の翌月(昭和35年2月)、原爆裁判の第1回口頭弁論が開廷。傍聴席に座っていたのは、寅子の旧知の記者で、雲野からこの裁判の周知を託された竹中次郎(高橋努)ただひとりだった。閉廷後、裁判所の廊下で原告代理人たちと出くわした寅子は、すれ違いざま、よねから「意義のある裁判にするぞ」という言葉をかけられた。

一方、寅子が暮らす星家では、物忘れが目立つようになった義母の百合(余貴美子)の症状が深刻化。寅子も真冬にもかかわらず発汗が止まらないなど体調がすぐれなかった。夫の航一(岡田将生)は、2人の症状について図書館で調べ、寅子の不調は更年期障害が原因で、百合の物忘れも老年性痴呆の症状ではないかと推測。昭和36年6月、星家では、家族で家事を分担しつつ、平日は家政婦の吉本(山野海)が百合を見守りながら介助するという生活が定着していったが、百合の認知症はゆるやかに進んでいった。

第1回口頭弁論から1年半が経過した原爆裁判は、原爆投下が国際法に違反しているかどうか、原告・被告双方が国際法学者による鑑定を求めた。原告側の鑑定人を務める教授の保田敏明(加藤満)が、「人道の初等的考慮」という国際法の基本的原理に反していると述べた一方、被告側の鑑定人、教授の嘉納隆義(小松利昌)は、新兵器である原爆を想定していない国際法の規定を類推解釈すべきでないと反論。よねの反対尋問でも、個人の権利が国家に吸収されないと規定した日本国憲法は戦後に作られたもので、戦時中の出来事には国際法が適用されるため個人が国に賠償責任を求めることも不可能だと答えた。寅子から、日米どちらにも賠償責任を求められない被爆者はどこに助けを求めるべきかと問われた嘉納は、法学者として答えられることはないと返すことしかできなかった。

その後、竹中が書いた記事が週刊誌に掲載され、原爆裁判は世間の注目を集めるようになった。傍聴席を埋める記者や一般の傍聴人は、原告側の励みとなり、早く裁判を終わらせたい国側の指定代理人、反町忠男(川島潤哉)は焦りを募らせた。東京地裁所長を務める桂場等一郎(松山ケンイチ)は、原爆裁判を速やかに終結させるよう圧力をかけられていた。なじみの甘味処「竹もと」でその愚痴を聞かされた寅子が、法をつかさどる自身の無力さを感じるとこぼすと、桂場は「司法に何ができるのか、そのことだけを考えろ」と助言した。桂場が帰った後、竹もとの後継者として修業中の竹原梅子(平岩紙)は、体が火照って仕方ない様子の寅子が更年期障害に悩まされていることを知り、「トラちゃん、こちら側へようこそ!」とおどけて笑った。

原爆裁判の原告の1人、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾。岩居とよねは、原告本人の出廷で世間の注目が集まることによって損害賠償を勝ち取れるかもしれないと期待を寄せるが、轟は反対した。賠償金を得られたとしても、彼女が生涯苦労しないで済むほどの金額にはならず、この先に彼女が味わうであろう苦労とは釣り合わないと考えていた。よねは「それを決めるのはお前じゃない。どの地獄で、何と戦いたいのか、決めるのは彼女だ」と説き、昭和36年12月、東京地裁にミキの当事者尋問を申請した。寅子たちのもとに届いた訴状には、ミキの経歴について広島で被爆して、全身にケロイドがあり、痛みのために就業不能であることが記されていた。

そんななか、星家で事件が発生。百合がシチューが腐っていると言って暴れだした。寅子の娘の優未(毎田暖乃)は混乱するが、その義理の姉、のどか(尾碕真花)は外でひとりタバコを吸いながら隠れていた。「何か取り込み中みたいだったから」というのどかに、「だから助けに来ないで隠れていたの?」と聞く優未。今日はクタクタで疲れたなどと言い訳をするのどかを百合は昔のようにほめた。しかしのどかは、銀行員として働く単調な毎日を愚痴り、「これ以上、私に求めないでほしい」とたまっていたものを爆発させた。優未は「ばか!」と声を荒らげると、のどかを突き飛ばして蹴り上げ、そのまま家を飛び出した。

「虎に翼」第114話あらすじ

昭和37年1月、原告のひとり、吉田ミキ(入山法子)が法廷に立つことを承諾し、広島から上京してくる。

一方、星家では寅子の娘の優未(毎田暖乃)が、義理の姉、のどか(尾碕真花)の態度に不満を爆発させ、家を飛び出してしまう。寅子は優未の行方を探そうとするが、神奈川・登戸の猪爪家に連絡したら大ごとになると考え、どうしたものかと頭を悩ませる。

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