女優の伊藤沙莉が主演を務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」の第78話が放送された17日、髪を下ろした状態の佐田寅子（伊藤）が「（お笑い芸人の）ヒコロヒーに似ている」とSNSで話題になった。
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。現在、第16週「女やもめに花が咲く？」（第76～80話）が放送中で、新潟地家裁三条支部へ支部長として赴任した寅子が、新しい職場に早くなじもうと努力している。
16日に放送された第77話で、そんな寅子は、林業を営む森口（俵木藤汰）と原（星野亘）が所有する山林の境界線をめぐる民事調停を担当することになり、弁護士の杉田太郎（高橋克実）らと現地を訪問。そこで書記官の高瀬雄三郎（望月歩）が森口とつかみ合いになり、慌てて止めに入った寅子は足を踏み外して川に落ち、流されてしまった。その後、けんかは収まったものの、支部に戻ると、太郎は森口が立腹で高瀬を訴えると言っていると伝えた。びしょ濡れになった寅子は肩にタオルをかけた状態で話を聞き、第78話はその続きから物語がスタート。寅子は「日またぎ」でびしょ濡れの状態で、髪を下ろしたまま帰宅し、一緒に暮らす娘、優未（竹澤咲子）と会話を交わした。
寅子と言えば、戦前は着物姿が多く、後ろでまとめる髪型が基本形だった。戦後、着るものが洋服にかわっても、髪型はずっとアップにしてきた。その後、風呂上りなど、寅子が髪を下ろすシーンはちょこちょこあったが、この日は珍しく「回またぎ」で髪を下ろしており、X（旧ツイッター）で「きょうのトラちゃんヒコロヒーに見えた」「沙莉チャン、ヒコロヒーに似てる」「おでこが出るトラちゃんはヒコロヒーさんっぽい」といったポストが寄せられた。また「やさぐれたいい女感が出てた」と書き込んだり、「ヒコロヒーが朝ドラ出ているのかと思った」と勘違いする人もいた。