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朝ドラ「おむすび」主演・橋本環奈 萩原利久は「一番仲が良い大親友、共演うれしかった」 後半は「結だからこその管理栄養士像を演じたい」

iza(イザ!) 2025年2月3日 7時0分

NHKは3日、放送中の連続テレビ小説「おむすび」で主演を務めている女優、橋本環奈のコメントを発表した。前半の振り返り、初めての母親役を演じた心境や、後半の見どころなどについて言及している。

111作目の朝ドラで、平成元年生まれのヒロイン、米田結(橋本)が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描いている。

自然豊かな福岡県・糸島で育った結は、高校時代、伝説のギャルだった姉、歩(仲里依紗)の存在がきっかけとなってギャルサークル「博多ギャル連合(ハギャレン)」のメンバーたちと交流。6歳の時、両親や姉と暮らしていた神戸で阪神・淡路大震災に見舞われて、心に大きな傷を負い、前向きに何かに取り組むことができないでいたが、歩からギャルになった本当の理由を聞かされ、好きなことを思い切りやればいいと励まされて、ようやく本来の自分を取り戻した。高校球児だった恋人、四ツ木翔也(佐野勇斗)のためにスタミナのつく弁当を作り始めたのがきっかけで栄養士を志し、神戸栄養専門学校に進学。卒業後に、翔也が投手として所属する社会人野球の名門、星河電器茨木支社の社員食堂で栄養士として働き始めた。肩を壊し、投手としてプロ入りする夢が絶たれた翔也との間で破局の危機もあったが、初心を振り返って逆プロポーズ。周囲からの助言を受け、共働きの堅実な結婚生活をスタートさせた。2011年に第一子の女児、花を出産。入院した病院で世話になった管理栄養士の西条小百合(藤原紀香)や、東日本大震災の被災者支援活動をした専門学校の同窓生、湯上佳純(平祐奈)に刺激を受け、管理栄養士になることを決意した。3日から始まる第18週「おむすび、管理栄養士になる」では、週タイトルのとおり管理栄養士の資格を取得した結が、転職先の総合病院で働く姿が描かれる。

橋本環奈 コメント

――前半を振り返って、印象的だったことは?

「米田家のシーンでは有起哉さん(父、聖人役・北村有起哉)も久美子さん(母、愛子役・麻生久美子)も里依紗さんも、本当の家族かのように撮影ギリギリまでずっとしゃべってるのが印象的です(笑)。久美子さんはいいお母さんすぎて一緒にいると自分が子供に戻ったような気持ちになる、里依紗さんは本当に楽しい方。有起哉さんは普段明るく、みんなの輪を取り持ってしゃべってくださいます。撮影が忙しくて大変になっても、米田家のみんなの顔を見るとほっとするし、安心感がありますね。

栄養学校編の撮影はあまりに楽しくて、笑いをこらえるのに必死でした。モリモリ(森川学)は小手(伸也)さんご自身のかわいさがすごく出ていたと思います。小手さんは芝居で離れすぎず、近づきすぎない距離感でいるのがお上手で感動的なシーンでも面白さに振り切れる方。モリモリとサッチン(矢吹沙智役・山本舞香)とカスミン(湯上佳純役・平祐奈)と結、J班4人のバランスがすごく良かったと思います。

星河電器の社食メンバーもストーリーを際立たせるのにとても良いメンバーでした。立川さん(三宅弘城)は最初ツンケンしていましたが、実際は三宅さんとずっとサウナの話をしていました(笑)。原口さん役の萩原利久さんは10代の頃から一番仲が良い大親友。プライベートでも頻繁に会うので、共演できてめちゃくちゃうれしかったです。原口さんと結がタッグを組んで社食を変えてこうとする部分は、すごくコンビ感が出しやすかったです」

――翔也との結婚、結が母親になったことについて

「逆プロポーズは結の人生を変える部分。結と翔也(佐野勇斗)だから、この関係性になったんだと思わせてくれるシーンなので大切に演じたくて、監督の野田さんともよく話し合ってから臨みました。歩ほどではないにしろ、結も自由奔放に好きなことをやれていた中で翔也を気遣えていなかったと気づき、一歩大人になるのが逆プロポーズのシーン。実は段取りの時点ですごく泣いてしまって、感情がたかぶりすぎてやばい!と本番まで少し静かに過ごしていたら、はやちゃん(佐野さん)にいつもと違うと思われていたみたいです(笑)。そんな本番では、翔也の覚悟の目を見てすごくうるっときたのが印象的でした。

翔也と結は夫婦になったからと言って関係性が変わるような2人ではないので、糸島の港でカッパと呼んでいた頃から何も変わってないというのを体現したいですね。はやちゃんとは昔から仲がいいですし、彼が翔也そのものなので一緒にいると私も結になれてすごくやりやすいです。忙しいのに誰に対しても礼儀を欠かさず、余裕もあって空気を和ませられるってすごいですよね。いつも『俺は普通だ』と言い切るけれど、ド天然なのを自覚してほしいです(笑)。

母親役は新鮮です。特に7、8歳の花を演じる宮崎莉里沙ちゃんとは、以前、姉妹役で共演したことがあるので、今回は親子!?という驚きが(笑)。母らしい立ち回りをしないと親子に見えないんじゃないかと思っていましたが、莉里沙ちゃんが現場で私たちを『ママ』『パパ』と呼んでくれるおかげでやりやすく、本当にありがたいですね。演じる上では『自分より子供優先』ということを念頭に置いて、どんなシーンでも心の中で花を想うようにしています。そうすることで無意識に行動に出ることがあるかもしれないと思っています」

――管理栄養士という新たな夢を持った結について

「つわりでしんどい時に『何だったら食べられる?』と寄り添ってくれた西条さんのおかげで結は自分もいろんな人の役に立ちたいという考えに至り、管理栄養士を目指します。私は実際に管理栄養士さんにお世話になった経験がないのですが、西条さんのような方がいたら病室にいても閉鎖的じゃなくて本当に心強いだろうなと思いました。

結の心を開いてくれるけれど、土足でズカズカと上がってくる感じではない、西条さんのそのあんばいは紀香さんにしか出せない部分。この人だったら心を許しても大丈夫だと、自然に思わせてくれるのがすごいです。紀香さんとは初共演で圧倒され、結と同じように私も気持ちを明るくしてもらったような感覚です」

――後半の見どころを

「今後、結は管理栄養士として患者さんに寄り添っていきます。管理栄養士は患者さんを指導する立場ですが、上から目線ではなく患者さんと同じ目線に立って寄り添うことが大事だと西条さんから学んだので、今までギャルや書道などいろんなことをやってきた結ちゃんだからこその管理栄養士像として説得力を持たせられるように演じていきたいです。

『おむすび」は偉大な何かを成し遂げた人の話ではないけれど誰もが誰かの人生に絶対に作用していて、1人では生きていけないんだと伝えてくれる作品。結だけがみんなに影響を与えるのではなく、お母さんやお父さん、全員にバックボーンがあって全員が作用し合うところがすごくすてきで、それぞれ世界が枝分かれしつつもひとつの木として繋がっているのが魅力です。日常のささいな幸せを逃がしたくない、こぼしたくないという想いが伝わってくる根本ノンジさんの脚本が、私は大好きで、『すてきだな』と思う言葉もたくさんあるので、どうぞ最後までご覧ください。個性豊かなキャラクターも登場しますのでお楽しみに!」

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