NHK連続テレビ小説「おむすび」(総合など)の第7週「おむすび、恋をする」の第31回が11日、放送される。
平成元年生まれのヒロイン米田結(橋本環奈)が栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー「おむすび」。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。主題歌「イルミネーション」をB’zが歌い、「語り」をリリー・フランキーが担当する。
「おむすび」第6週「うち、ギャル、やめるけん」振り返り(ネタバレ)
結は、ギャルも高校の書道部もやめて、家業の畑仕事に専念していた。福岡西高野球部の四ツ木翔也(佐野勇斗)は、最初に会ったときのようなさびしそうな顔に戻っていると心配するが、結はいらだち「どうせ一生懸命やっても、意味ないけん。いつかは消えてしまうけん」と声を荒らげる。そんな結に、翔也は来年自分がエースになって必ず甲子園に行くと約束。一生懸命やる意味を証明すると宣言した。
その直後、結は過労で倒れてしまう。連絡を受けた姉の歩(仲里依紗)は大急ぎで帰宅。無事を確認すると、これまで抱えていた思いを話し始めた。阪神大震災で亡くなった親友、渡辺真紀(大島美優)の代わりに、自分が真紀がやりたかったことをして、ギャルになったと振り返った。
さらに歩は、東京でカラオケの映像に出演する女優の仕事をしていたと告白。自身のことをカリスマでもギャルでもないニセモノだと否定した。結は「お姉ちゃんはニセモノなんかやない」と語り、親友との約束を果たしてやりたいことをしているとうらやましがった。そして自分にはやりたいことがないと嘆く妹に、歩は、子供の頃の結がオシャレや髪を結ってもらうのが大好きだったと振り返り、ガマンなどせず、やりたいことをやればいいと寄り添った。背中を押された結は、歩がコーディネートしたギャルの格好で両親のもとへ行き、「うち、ギャルやりたい。それに書道もやりたい。もしかしたら、これからもっとやりたいことが出てくるかもしれんけど、そんときは全部やってみたい」。父の聖人(北村有起哉)はずっとギャルに否定的だったが、結の思いに応え、人に迷惑をかけないことが約束できるなら、好きなことをやればいいと語った。
「おむすび」第31回あらすじ
家族にギャルをやりたいと宣言した結は、新人たちが加わったギャルサークル「博多ギャル連合(ハギャレン)」の活動に復帰する。その一方で、過労で倒れた時に助けてくれた翔也に何かお礼をしたいと考え、翔也に尋ねると、「スタミナが欲しい」という答えが返ってくる。
返答に戸惑う結は、帰宅して祖母の佳代(宮崎美子)と母の愛子(麻生久美子)にアイデアをもらおうとする。