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朝ドラ「虎に翼」ヒャンちゃん(ハ・ヨンス)の笑顔に視聴者号泣「こんな日を待っていた」

iza(イザ!) 2024年8月23日 10時47分

女優、伊藤沙莉が主演を務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」の第105話が23日、放送され、佐田寅子(伊藤)の結婚を祝った学友、崔香淑(ハ・ヨンス)の笑顔に視聴者から大きな反響が寄せられた。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。この日は第21週「貞女は二夫に見えず?」(第101~105話)の最終日で、香淑のほか、轟太一(戸塚純貴)、久保田聡子(小林涼子)、山田よね(土居志央梨)、桜川涼子(桜井ユキ)、玉(羽瀬川なぎ)、竹原梅子(平岩紙)、中山千春(安藤輪子)という寅子の学友らが、それぞれの姓で婚姻関係を続けるという、寅子と星航一(岡田将生)の「結婚」を裁判風に祝福した。そのなかで香淑は「名前を変えることで自分が失われると感じる人もいる。夫婦のどちらかがそれを負うのは平等とは言えないのではないか」と言及。仲間たちからの祝福の言葉に感激する寅子は涙を流し、「心躍る結婚式」を企画してくれた弟の猪爪直明(三山凌輝)に感謝した。

その後、この会合は同窓会のように大盛り上がり。直明から手紙をもらったという香淑も轟とよねが共同運営する「山田轟法律事務所」を訪ね、一緒にこの日着用した法服を縫うなど分担して準備をしてきたことを明かした。香淑は仲間との再会の機会を作ってくれた寅子に感謝し「これを逃したら一生みんなに会えないんだって思ったら怖くなって…」と吐露。ずっとキッカケを探していたと述べた。その後、学友たちが近況を報告すると、香淑は「やっぱりこうなりました。あのころの、なりたい自分とは違うかもしれないけれど、でも私たち、最後にはいい方に流れます」と満面の笑み。話を聞いていた先輩の中山が感極まって号泣した。

朝鮮半島から法律を学ぶために戦前来日した香淑は多くの差別を受け、戦火が激しくなる前に弁護士の道を諦めて一度朝鮮へ戻り、そこで出会った汐見圭(平埜生成)と結婚。再来日し、生まれた娘のために過去を捨て、日本人「汐見香子」として生きていくことを決めた。そのため当時の知人たちとの連絡を絶ち、汐見と同僚だった寅子だけが彼女の近況を知っていた。これまで頑なに仲間に会うことを拒んできた香淑だったが、そんな彼女が見せたこの日の笑顔に多くの視聴者が涙。X(旧ツイッター)には「こんな日を待っていた」「心の雪解けできてよかった」「みんなと会えてよかった」などのコメントがズラリと並んだ。また香淑が述べた言葉にも「あのセリフをヒャンちゃんがいうのは…」「名前について語るのを聞いて涙出た」「深い意義があった」などの感想が寄せられた。

一方、このイベントを企画・実施した直明が、どうやって香淑と連絡を取ったのかと首をひねる視聴者もいた。第54話(6月13日放送)で、当時、汐見と寅子の上司だった多岐川幸四郎(滝藤賢一)が泥酔し、自宅に多岐川を送った際、寅子がそこに居候していた香淑と偶然再会するというシーンがあった。驚く寅子を香淑は拒絶。それに納得がいかない寅子が自宅に戻って直明らに話し、そこで母のはる(石田ゆり子)から「生きていればいろいろある」と諭されたシーンを思い出す人もいた。


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