昭雄さんが、語りを同局の林田理沙アナウンサーが担当し、3月31日にスタート、放送回数は全26週、130回になると発表した。
112作目の朝ドラで、人気アニメ「アンパンマン」の原作者として知られる高知県出身の漫画家、やなせたかしさんと妻の小松暢さんをモデルにしたオリジナル作品。「花子とアン」(14年度前期放送)以来2度目となる中園ミホさんが脚本を担当する。ヒロインの朝田のぶ役を今田美桜が、その夫となる柳井嵩役を北村匠海が務める。
公開されたメインビジュアルは、カラフルな風船やちりばめられた黄色い星形のオブジェをバックに、白地にドット柄のワンピース姿で手にあんぱんを持った主人公の朝田のぶ(今田美桜)が笑顔を浮かべて歩き出そうとする全身像を写した構図となっている。
今田美桜 コメント
「ついにポスターが完成しました! 『あんぱん』チームみんなで、あれだこれだと楽しくにぎやかに撮影しました! 嵩の描いた絵から飛び出してきたような、朝田のぶらしさが詰まったポスターになっております。のぶと嵩の夫婦の物語、ぜひお楽しみください」
井筒昭雄さん コメント
「この度は『あんぱん』の音楽を担当させて頂く事になり大変光栄です。物語の舞台となる高知は僕が多感な少年時代を数年間過ごした場所でもあり、お話を頂いてとても縁を感じております。
またやなせさんのお仕事やアンパンマンは僕の生活の身近にあって、いまも確かにそばにあります。
戦前の鮮やかな時代を経て、戦中戦後の激動の時代を乗り越える人々の『生きる力』は今回の作曲のテーマでもありますが、今田美桜さん演じるのぶのハツラツとたくましい明るさや、北村匠海さん演じる嵩が描く様々なイマジネーションは、いつか多くの人々の心を震わせる希望の光です。その光を力強く、優しく、たのしく!僭越ながら音楽で表現させていただきました」
林田理沙アナウンサー コメント
「まさか“朝ドラ”のナレーションを担当する日が来るとは夢にも思っておらず、驚きました。
私自身子どものころから『アンパンマン』が大好きで、中高時代は合唱部でやなせたかしさんの詩に触れ、やさしさに励まされました。
今回台本を読んで、何度も泣きました。激動の時代を生き抜き翻弄されながらも、決して夢を失わなかったのぶと嵩。『正義とは何か』やなせさんのメッセージは、この二人だからこそ生まれたのだと思いますし、今の時代を生きる私たちにきっと教えてくれることがあると思います。
視聴者の皆様と一緒にそっと見守るような気持ちで、半年間心を込めてお伝えします」