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NHKでアクエリアス!?猫はなぜ夜行性?「子ども科学電話相談」夏休みSP、今年も好評

iza(イザ!) 2024年7月30日 15時4分

長寿ラジオ番組「子ども科学電話相談」(NHKラジオ第1)の夏休み特別版が今年も人気だ。専門家によるわかりやすい解説と、子供たちのかわいらしいリアクションのコントラストが好評で、SNSでは「大人でも勉強になる」「面白すぎてニヤけるわ」「子供の純粋さに癒やされる」などと話題を呼んでいる。

30日の生放送では生き物と植物をテーマにした質問が寄せられた。小学3年生の女の子が「猫はなぜ夜行性なんですか?」と聞くと、井の頭自然文化園の元園長で獣医師の成島悦雄氏は、猫(イエネコ)はリビアネコ、リビアヤマネコを人間が改良した生き物なので、その性質を受け継いでいると回答。さらに、はるか昔、恐竜を避けて活動していたことなどから「哺乳類はもともと夜行性なのです」と補足した。

学校で育てた蚕(かいこ)の繭からきれいに糸がとれなかったという相談には、大阪府営箕面公園昆虫館副館長の清水聡司氏が、暑さで餌の桑の葉が変質するなどして蚕の体調が変わり、うまく糸を吐けなかったのではと指摘。2匹の蚕が1つの繭を作ると「玉繭(たままゆ)」という状態になり、2本の糸がからまって糸がとれなくなることがあると説明した。

また、さまざまな液体でヒマワリの花を育てる自由研究をしたところ、牛乳と水を混ぜた液体に入れたヒマワリはすぐしおれたのはなぜかという疑問には、甲南大特別客員教授の田中修氏が、濃度を均一にしようとする水の働きについて解説し、ヒマワリの水分が水と牛乳を混ぜた液体の方に移動した可能性を示唆した。

相談した女の子は「ヒマワリを『アクエリアス』に入れて育てた」とも発言。NHKの番組では特定の企業名や商品名を伏せる傾向があるため、日本コカ・コーラのスポーツドリンクの名前が出たことにX(ツイッター)で「NHKでアクエリアス!」と驚く投稿が見られた。

「子ども科学電話相談」の夏休み特別版は来月2日まで毎日放送。今夏放送された分は、公式サイトにおいて期間限定で公開される。

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