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ファミマ、スプーンなどカトラリー有料化のレポート発表 現時点では展開拡大なし

iza(イザ!) 2024年11月21日 11時29分

コンビニ大手のファミリーマートは21日、全国の一部直営店舗で実施しているプラスチック製のスプーン・フォーク・ストローの有料化について、削減状況などの検証結果をまとめたレポートを公開した。スプーン・ストローなどの提供本数は78パーセント削減できたものの、現時点での展開拡大は行わず、消費者の動向を見極めながら、現在有料化を行っている一部直営店舗で取り組みを継続していくとしている。

コンビニ業界として初の取り組みとなったカトラリー有料化は1月29日から実施。同社によると、対象店舗の1店舗1日あたりのスプーン・フォーク・ストローの合計の提供本数は、有料化前と比較して51.0本から11.2本と約78パーセント削減されたという。プラスチックの使用重量も100.5グラムから23.1グラムに削減された。最も削減率が高かったのはストローだった一方、カレーやスープなどで使用するタイプのスプーンは、削減率が低かったという。これは購入後、すぐに使用する消費者が多いことが影響しているとした。

有料化にあたっては、対象店舗で店頭ポスターや売り場、レジでの掲示物、店舗スタッフによる声掛けなどの対応を行ったことで、店舗オペレーション上の大きな負荷や混乱はなかったという。また、消費者からは、取り組みの趣旨や使い捨てプラスチックの削減に対する一定の理解と評価を得られたとしている。

同社は、プラスチック削減について積極的に取り組むべき課題だと強く認識していると強調。有料化によるプラスチック削減効果を確認できたが、商品カテゴリーによっては売上への影響がみられたため、現時点での展開拡大は行わず、現在有料化を行っている一部直営店舗での取り組みを継続していく方針だ。

プラスチック製カトラリー有料化の概要

実施内容:スプーン・フォーク・ストローの提供を有料化

開始日:2024年1月29日

実施店舗:全国の直営店舗100店でスタート※現在は一部直営店舗で実施

対象カトラリー:スプーン、フォーク、ストローなど計4品。価格は4~6円に設定。※「フラッペ」用ストロー、竹箸、木製マドラーは除く

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