プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS2024 supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、パ・リーグ最多安打者賞に輝いた楽天の辰己涼介外野手がちょんまげに裃(かみしも)姿で登場。多くのファンを驚かせた。
ほとんどの選手たちがスーツ姿で登場するなか、辰己は金の小袖に三つ葉葵(あおい)の家紋が入った黒の肩衣(かたぎぬ)、黒い袴で壇上へ。あまりの格好に隣に並んだソフトバンクの近藤健介外野手は、笑いをこらえるのに必死だった。MCから「イーグルスの辰己選手で間違いないでしょうか?」とツッコまれた辰巳は恥ずかしそうな表情に。衣装のポイントを聞かれ「打者の賞なので武者とかけたんですけど。侍ジャパンもかかっているし」と説明し、「今後もが“むしゃ”らにがんばっていきます」と締めた。
さらに、直後の特別表彰の際には、えんじ色の帽子にえんじと黒のスーツへと早着替え。巨人の阿部慎之助監督やソフトバンクの小久保裕紀監督らと並んだ辰己は「ヨーロッパの殺人鬼です」と答え、場内を沸かせた。
予想外のファッション2連発にX(旧ツイッター)には「さすがにぶっ飛んでいる」「コンちゃんがにやけている」「サムライの格好もかっこいい」「秀逸すぎる」「エグい」とファンは爆笑。一方で「日本の正装だから」「破天荒で応援したくなった」「異次元のメンタル」「ここまで吹っ切れたら文句ない」と好感を持つ人もいた。