女優の松本若菜が主演し、SixTONES・松村北斗と共演する連続ドラマ「西園寺さんは家事をしない」（TBS系）の第9話が3日、放送される。
「ホタルノヒカリ」などを手掛けたひうらさとるさんが「BE・LOVE」（講談社）で連載中の同名コミックが原作のラブコメディー。徹底して家事をしないアプリ制作会社勤務の主人公、西園寺さんこと西園寺一妃（松本）と、年下の訳ありシングルファーザーの楠見俊直（松村）とその娘、ルカ（倉田瑛茉）の風変わりな同居生活を描く。
「西園寺さんは家事をしない」第8話振り返り
西園寺さんと楠見親子が「偽家族」として共同生活を送るなか、西園寺さんが米ニューヨーク出張で出会った橘エリサ（太田莉菜）が、勤務先の「レスQ」にコンサルタントとして来日。米国の大学で学んでいた楠見とエリサは学友で、彼と亡き妻、瑠衣（松井愛莉）を結びつけた恩人でもあった。
西園寺さんは「本彼氏」になった人気料理系YouTuber、横井和人（津田健次郎）と順調にデートを重ねていたが、一方の楠見は、西園寺さんから言われた「本当は少し好きだったよ」という言葉に新たな感情が芽生え、ずっとモヤモヤしていた。ある日、エリサが楠見に米大手IT企業への転職話を持ち掛け、大事な話があるから週末に2人きりで話したいと話しかけた。その様子を見た西園寺さんの胸はざわつき始めた。
彼女の心の変化に気づいた横井は、西園寺さんが楠見の話を避けているように感じると探りを入れた。西園寺さんが、エリサからヘッドハンティングされている楠見が一緒に渡米するかもしれないと言って寂しそうな顔をすると、横井は「偽家族」として一緒に渡米するのか、それとも笑いながら見送るのかと確認。西園寺さんは何も答えなかった。
その頃、エリサは、瑠衣から「私が死んだ1年後に渡してほしい」と頼まれていたファイルを楠見に手渡した。そこには、学生時代の楠見が何年も解くことのできなかった数式を解くヒントが入っていた。瑠衣は生前、数式を解くたびに「数式のほうから『ここは通過点。先に進みなさい』と語りかけてくる」と話しており、「1年後に渡してほしい」との言葉には、死後1年は楠見に自分のことを思っていて欲しいとの瑠衣の願いが込められていた。ヒントをもとに数式を解いた楠見は、息を切らしながら帰宅。西園寺さんに、改めて瑠衣のことが好きだという気持ちを伝えたうえで、「数式を解いたら、先に進めるんだって。先に進むしかないんだって、わかってて。瑠衣はそれをわかってて僕に…。それがうれしくて、悲しくて。そうしたら、どうしょうもなく話したくなったです、西園寺さんと」と涙を流した。その場で「このごちゃごちゃしたものを全部話したくて…。ごめんなさい、迷惑ですよね、こんなの」と号泣しながら立ち尽くす楠見。西園寺さんはそんな彼を何も言わずに抱きしめた。
第9話あらすじ
ついに楠見への特別な思いがあることを自覚した西園寺さん。このまま横井と付き合い続けるわけにはいかないと、別れを切り出すことに。
しかし横井は「そう簡単に諦めることは出来ない」と言い、楠見への思いを消してみせると宣言。そして、レスQと横井のコラボのラストを飾る企画として、レスQメンバーとの1泊でのグランピングを提案する。
西園寺さんへの思いを言葉と行動でまっすぐに伝える横井。一方で、「西園寺さんと横井さんが結婚するかも」という噂を耳にしてしまった楠見は、混乱と動揺から空気の読めない謎発言と謎行動を繰り返し、西園寺さんをブチギレさせてしまう。そして3人の思いが複雑に絡み合うなか、思いもよらぬ事件が起きてしまう。
■番組概要
［タイトル］火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』
［放送日時］毎週火曜よる10：00～10：57