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菜々緒が10月期テレ朝連ドラ「無能の鷹」で主演! 有能オーラが半端ないのに圧倒的に無能なヒロイン演じる

iza(イザ!) 2024年8月6日 5時0分

女優の菜々緒が、10月期の連続ドラマ「無能の鷹」(テレビ朝日系、金曜後11時15分)で同局ドラマ初主演を務めることが決まった。有能オーラが半端ないのに、実は圧倒的に無能なヒロインを演じる。

超有能そうなのに実は使い物にならない主人公の鷹野ツメ子と、本当は仕事ができるのに、見るからに無能そうな同期入社の残念サラリーマン、鶸田(ひわだ)道人の最強タッグが奇跡を起こす超脱力系お仕事コメディー。漫画家、はんざき朝未さんが女性コミック誌「Kiss」(講談社)で連載中の同名コミックが原作で、これまで「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」(2021年、日本テレビ系)、「監察医 朝顔」(19年、フジテレビ系)、「正直不動産」(22年、NHK)、「パリピ孔明」(23年、フジテレビ系)などを手掛け、24年後期にNHK連続テレビ小説「おむすび」の放送が控える根本ノンジさんが脚本を担当する。

今作がテレビ朝日の連ドラ初主演となる菜々緒が演じるのは、どこからどう見ても中堅エース級の風格を備えていて、超有能そうな見た目なのに、実は想像を絶するレベルで無能なヒロインの鷹野。現在の会社に就職したのは、東京・丸の内のオフィス街をパリッとした服でカツカツ歩いて、受付で社員証をピッとしたかったから、というまさかの浅い理由で、無能であるにも関わらず、面接でも持ち前の“デキるオーラ”で周りに極上の勘違いを生み、一発パスした強者だ。

入社後も、もちろんのことながら任せてもらえる仕事もなく、難しいことを考えると頭が痛くなると堂々公言。しかも怒られていても、怒られたことに気づかない。会社に必要とされているかではなく、自分がこの会社を必要としているかが重要という、謎の自信に満ち溢れたまま、堂々と「無能ライフ」を謳歌している。しかし、“なにかありそう…”という底知れぬオーラが功を奏して、なぜか大口の契約を成立。次々と奇跡が巻き起こり、世界が平和になっていく。

今作へのオファーが来た際に原作漫画を読み、あっという間に読み進めていったという菜々緒は、「今までにないお仕事コメディだなという感想を持ちました。この令和の時代に、こんな斬新なお仕事コメディをお届けできるのがすごく光栄」とコメント。また「今回私が演じる鷹野というキャラクターは、すごく色々なヒントを与えてくれたんです」と、周囲のことを気にせず自分らしく生きる鷹野にすっかり感化された様子。彼女の魅力について「鷹野は禅とか仏のような、ある意味で超越した存在だと思っています。敵を作らないと言いますか、もはや『敵ができない無敵さ』といったものがあります」と述べ、「息苦しさを感じたり、切羽詰まった状況に置かれているような方もたくさんいらっしゃると思いますので、『私も大丈夫かもしれない』と、肩の力が抜けるような、クスッと笑える鷹野を演じていきたい」と意気込みを語った。

◆コメント

<菜々緒>

――最初にオファーを受けた時、原作を読んだ時の印象を教えてください。

「原作を読んだ際、今までにないお仕事コメディだなという感想を持ちました。というのも、ヒロイン・鷹野ツメ子が最初から最後までずっと無能(笑)。ダメな主人公が切磋琢磨しながら、最終的に成長していくストーリーではないんです(笑)。新しい風が吹いたなという印象の原作でしたので、この令和の時代に、そんな斬新なお仕事コメディをお届けできるのがすごく光栄です」

――主人公・鷹野は“超有能そうなのに衝撃的かつ圧倒的無能なヒロイン!”ですが、演じる上で意識したいことはありますか?

「できないことがあっても、清々しく生きている鷹野という存在は、すごく今の時代に深いメッセージを届けてくれると感じました。ダメな自分も認めてあげられるような、さわやかな無能さを皆さんにお届けできたらいいなと思っています」

――鷹野の魅力はなんでしょうか?

「私は、鷹野は禅とか仏のような、ある意味で超越した存在だと思っています。敵を作らないと言いますか、もはや《敵ができない無敵さ》といったものがありますし、超人的な部分もあり、そこが彼女の魅力なのかなと考えています。さらけ出してありのままの自分でいられるというのは、素晴らしいことだなと思いますし、ありのままの自分であるがゆえに、物事がうまく進むというのは、本来の人間のあるべき姿ですよね。今の時代、息苦しさを感じたり、切羽詰まった状況に置かれているような方もたくさんいらっしゃると思いますので、『私も大丈夫かもしれない』と、肩の力が抜けるような、クスッと笑える鷹野を演じていきたいです」

――菜々緒さんもなんでも完璧にこなす印象がありますが、これだけはできない…!という“無能エピソード”はありますか?

「実は音読がすごく苦手で、カンペを読むのが不得意なんです。何回も噛んでしまって、何回もNGを出して…。このお仕事を始めて 15 年近く経つのですが、未だに慣れません。小学校の時から、授業で音読をするのが恐怖で仕方がなくて(笑)。それだけは、克服できないままですね。だけど、鷹野は失敗しても何も感じないんですよね(笑)。その精神性は、すごく勉強になります」

――撮影現場で楽しみにしていることはありますか?

「個性豊かなキャストの皆さんが、それぞれ個性的なキャラクターを演じられます。皆さんとの掛け合いであったりとか、テンポ感も楽しみですし、何度か打ち合わせもさせていただきましたが、その時に『これは本気で、真面目に芝居をするのが面白いよね』という意見で一致しました。大人が真剣に芝居をし笑わせる、面白みや楽しさが詰まった作品になると思います。そのあたりも注目して観ていただきたいです」

―視聴者の皆さんへメッセ―ジをお願いします!

「電子書籍で原作を読んだのですが、コメント欄に『菜々緒で実写化してほしい!』という嬉しいご意見がいくつも見受けられました。この作品に、すごく運命や使命を感じていますし、多くの方に届いて、少しでも楽しんでいただけると嬉しいです! ぜひ楽しみにしていてください!」

<原作・はんざき朝未>

「『無能の鷹』が実写化されると聞いて、不思議な感覚でした! 初連載作ということもあり、頭の中にしか存在しない物語を漫画の紙面という物理に落とし込むこと自体にまだワンダーを感じていたので、そ…それを元に生身の人間が現実の世界で演じる…?魔法みたいな話だなぁ…と思いました」

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