NHKは4日、俳優の仲野太賀が主演を務め、2026年に放送される大河ドラマ「豊臣兄弟!」に、女優の坂井真紀、宮澤エマ、倉沢杏菜が、主人公の家族の役で出演すると発表。6月にクランクインすることも明かされた。
65作目となる大河は、天下人となる豊臣秀吉を補佐役として支えた弟、秀長(仲野)の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈エンターテインメント。3日にも小栗旬、宮崎あおい、松下洸平らがそれぞれ、織田信長、お市、徳川家康を演じることが発表されていた。
坂井が演じるのは、豊臣兄弟の母、なか役。夫を早くに亡くし、女手一つで二男二女を育てる。息子たちの異例の出世に喜びやとまどいを感じながらも温かく見守り、天下人となった秀吉が関白に就任すると「大政所」と称されるようになる。
宮澤は豊臣兄弟の姉、とも役。しっかり者で負けん気が強い。三人の男児を産み育てるが、跡継ぎに恵まれなかった弟の秀吉によって政治の道具として利用される。のちに秀吉の後継者となった長男の秀次は謀反の疑いをかけられ妻子とともに処刑されることになる。
倉沢は豊臣兄弟の妹、あさひ役を務める。天真らんまんな性格で、貧しい農家暮らしの中でもいつも前向きで笑顔をたやさない。兄たちが出世したおかげで夫ともども裕福で幸せな暮らしを送っていたが、ある日突然、秀吉によって離縁させられ徳川家康の元に嫁がされることになる。
3人の配役に際して、主演の仲野と、兄の秀吉を演じる池松壮亮がメッセージを寄せた。
仲野太賀 コメント
「胸がいっぱいです。作品を見るたび、共演させていただくたびに、その役に臨む姿勢に多大なる影響を受ける大好きな先輩ばかりです。なんだか熱に浮かされてるような、並々ならぬ興奮状態にあります。そして宮澤エマさん、倉沢杏菜さんとは「豊臣兄弟姉妹!」ということで、みんなで一丸となって坂井さんに甘えていきたいと思います。戦国乱世の時代を、こんなにも情熱的で素敵なキャストの皆様と一緒に駆け抜けれる事を心から嬉しく思います」
池松壮亮 コメント
「この素晴らしいキャストの皆様と共にこの物語をお届けできることを大変嬉しく光栄に思います。家族、仲間、ライバル、関係性は様々ですが、一丸となって作り上げるチームの仲間として、皆様と共に素晴らしい作品をお届けできるよう、今年初夏から撮影に励んで参ります。どうぞご期待下さい!」