女優の松本若菜が主演する連続ドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系、木曜後10・0)がこのほど、クランクアップを迎えた。
夫以外の男性との子供を、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材にした連ドラ。“大切な宝物”を守るために悪女になることを決意した女性とその夫、そして彼女が愛した彼という、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く。
主人公の神崎美羽を演じた松本は、第9話のラストでも話題になった、動物園のシーンでクランクアップ。松本は「本当に4カ月お疲れ様でした! みんなで顔をそろえてオールアップできたのがとてもうれしいです」とあいさつすると、「私自身も美羽に引っ張ってもらって、この作品を終えることができました」と撮影期間を振り返った。夫の神崎宏樹役を務め、先にクランクアップを迎えていた田中圭がサプライズで登場すると、松本はほっとした笑顔を見せ、最後に「皆さんとこうやってご一緒できたことが、なによりもわたしの宝物です。本当にありがとうございました!」とスタッフに感謝の言葉を述べた。
田中は、神崎家のリビングのシーンで撮了。第1話では美羽に対してきつくあたっていたが、娘の栞が生まれて改心し、振れ幅の大きな演技で注目を集めた田中は、「本当にやりがいのある役やストーリーで、最初は“しんどいなと思う日がいっぱい来るのかな”と思っていたのですが、若菜さんの人柄に本当に助けられましたし、スタッフの皆さんが演じやすい環境を作ってくださいました」とあいさつした。
そして、美羽の不倫相手、冬月稜役を演じた深澤辰哉は、松本と同じく動物園のシーンでクランクアップ。「この経験は一生忘れることはないと思いますし、大きくなってまた皆さんとご一緒させていただければと思います」と締めくくった。
松本若菜 コメント
「皆さん、本当に4ヶ月お疲れ様でした! みんなで顔をそろえてオールアップできたのがとてもうれしいです。難しい題材だったので、美羽を演じていて私も毎日悩みました。あんまり引きずることって今までなかったんですけど、気持ちも落ちたりしました。“役が抜けないってこういうことなのかな”って思うくらい、私自身も美羽に引っ張ってもらって、この作品を終えることができましたし、こうして最後まで続けられたのは、間違いなく皆さんの力のおかげです。本当にたくさん思い出がよみがえってくるんですけど、皆さんとこうやってご一緒できたことが、なによりもわたしの宝物です。本当にありがとうございました!」
田中圭 コメント
「ありがとうございました! 本当にやりがいのある役やストーリーで、自分は笑っているシーンが最後の方までなかったので、最初は“しんどいなと思う日がいっぱい来るのかな”と思っていたのですが、若菜さんの人柄に本当に助けられましたし、スタッフの皆さんがやりやすい環境を作ってくださいました。あとは思っていたよりも、(深澤)辰哉くんが面白い人だったりして…(笑)。でも、作品が持っている雰囲気とは違う、温かい雰囲気が現場にはちゃんとあって、みんなが同じ方向を向いて仕事をしていたので、オンエアを見るのが毎週楽しみでした。明日の撮影で全体もクランクアップだと思いますが、皆さん最後まで無事完走してください。本当にありがとうございました!」
深澤辰哉 コメント
「4ヶ月、皆さんお疲れ様でした。本当にありがとうございました! 出演者やスタッフの皆さんに本当に支えていただきました。この作品に出ることをすごく悩んだんですが、こうして参加させていただいて、周りの皆さんに本当に助けていただきました。この経験は一生忘れることはないと思いますし、大きくなってまた皆さんとご一緒させていただければと思います。ありがとうございました!」