俳優の滝藤賢一が29日、トーク番組「土スタ」（NHK総合）に生出演。現在放送中の連続テレビ小説「虎に翼」で共演するヒロイン役の伊藤沙莉からメッセージが届き、ドラマ撮影を振り返りながら自身の発言に苦笑いする一幕があった。
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。滝藤は、ヒロイン佐田寅子（伊藤）に大きな影響を与える最高裁家庭局局長の多岐川幸四郎役を好演している。クセの強い多岐川は、初登場シーンで滝行しており、その後も寅子を自宅に呼びつけて庭で水行を行うなど、型破りな言動で視聴者に愛されている。
伊藤はVTRで出演し、その水行のシーンを「ちょっと驚きましたし、やっていてメチャクチャ楽しかった。もちろん寅子からしたら『何やらされてんだ！』というのもあって」と回想。そして滝藤の“美ボディー”について触れ、「体がムキッとしていて、『すごいですね、カッコいいですね！ 腕とか…』（と言った）。以前、ご一緒させていただいた時よりも大きくなっていまして。まさかのふんどしだったし、『キレイですね』と言わざるを得ませんでした」と当時の状況を説明した。その際、滝藤は伊藤に「それを言われると…うれしい！」と返答したそうで、伊藤はその言葉に「ホッとした」と笑顔を見せた。
スタジオで伊藤のVTRを見ていた滝藤はワイプのなかで「変態だよ…」と苦笑い。また、水行シーンは一発撮りだったと強調し、水をかけた伊藤を「見事ピンポイントに、僕の頭頂部を寸分の狂いなく来ていました。びっくりしました」と絶賛した。本番で使った桶は水をかけにくい形だったが、伊藤の水かけは滝行の水の勢いと同じレベルだったと振り返り、「沙莉ちゃんのおかげで、ああいう芝居が、本当に滝行をやっているようにできた」と感謝の気持ちを語った。