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朝ドラ「虎に翼」中村中がバーのママ、山田役で登場 「製作の姿勢に感服する」「朝ドラ史に残る」と驚きの声

iza(イザ!) 2024年8月21日 10時41分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第103話が21日、放送され、シンガー・ソングライターの中村中(あたる)が性的マイノリティのバーのママ、山田役で登場。視聴者の間で話題となり、X(旧ツイッター)に「中村中さん」がトレンド入りした。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子を演じている。ドラマは第21週「貞女は二夫に見えず?」(第101~105話)が放送され、寅子は学友の轟太一(戸塚純貴)から交際相手の遠藤時雄(和田正人)を紹介された。動揺する寅子だったが、轟からこれまで秘めてきた思いや遠藤と結婚できない悩みを打ち明けられ、自らの認識不足を痛感。また話を聞かせてほしいと轟に伝えた。

この日の放送で、轟から次の休みに予定されている仲間の集まりに招かれた寅子。一人娘の優未(毎田暖乃)、交際相手の星航一(岡田将生)とともに「山田轟法律事務所」を訪問すると、遠藤を含めて性的マイノリティーの4人が集まっていた。轟から、遠藤の友人の千葉(ニクまろ)とその交際相手の秋田(水越とものり)、そして上野でバーを経営する山田を紹介された。山田は「私は男の体で生まれたけど、女の体になるように性転換の手術を受けました」と説明。優未が、手術すれば男性が女性に変われるのかと質問すると、山田は「だいぶ近づける」と答え、「優未ちゃんは女の人になるために何か頑張ったことってある?」と質問した。戸惑いながらも「ない」と伝えた優未に、山田は自分が望んで手術を受けたと明かし、「今の自分が好きよ」と笑顔を見せた。その一方で、説明しなければ自分が認めてもらえない現状を嘆いた。

トランスジェンダーを公表している中村が性的マイノリティーの山田役で登場したことにネットユーザーが大きく反応。SNSには「キャスティングがすごい」「納得のリアリティー」「朝ドラ史に残るわ」「当時で性転換手術受けてるってすごいなぁ…。えっ?演じてるの中村中さんじゃないかーい」「製作の姿勢に感服する」と驚きの声が殺到。また中村の演技にも「うまいな」「言葉が優しくてスッと入って来た」「言葉に詰まった」というコメントも見受けられた。


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