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朝ドラ「虎に翼」7月5日第70話あらすじ 遠慮なく思いをぶつけ合う寅子(伊藤沙莉)と穂高(小林薫)、栄二(中本ユリス)は頼りたい人を思い出し…

iza(イザ!) 2024年7月4日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第14週「女房百日 馬二十日?」(第66~70話)の第70話が5日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第14週「女房百日 馬二十日?」振り返り

昭和25(1950)年の春、家庭裁判所の広報活動の影響ですっかり有名人になった寅子。一層忙しくなり、家庭のことは義姉の猪爪花江(森田望智)に任せきりになっていた。そんななか、初代最高裁長官、星朋彦(平田満)の著書の改稿作業の手伝いを頼まれ、休日返上で星の息子の航一(岡田将生)と作業にあたった。横浜地裁の判事でもある航一の穏やかながらも考えていることが全く読めない態度に戸惑いながらも、寅子は仕事を離れて法律と向き合える時間を楽しんだ。しかし、休日にも遊んでもらえなくなったひとり娘、優未(竹澤咲子)は、目を輝かせて家に持ち帰った原稿の執筆に勤しむ母を目撃し、複雑な思いを抱いていた。

改訂版最終確認の日、表紙のゲラ刷りには、星親子と並んで寅子の名が記されていた。法律の本を出すことを夢見ていた亡き夫、優三(仲野太賀)のことを思い出した寅子は感極まって涙。その様子を見た航一は、「そんなふうに喜んでもらえるならば父さんも出涸し冥利に尽きます」と述べた。寅子の恩師、穂高重親(小林薫)に最高裁判事就任を頼んだのが星で、お願いする席で星は、自分たちのような人生を頑張り尽くした出涸らしだからこそできる役目で、後進に残せることがあるのではないかと説得していた。星は、新しい序文を航一と寅子に託し、出版を待たずに亡くなった。

二代目の最高裁長官には山本紘作(矢島健一)が就任した。新憲法のもとでの最高裁初の判断、尊属殺の重罰規定についての議論が始まるなか、寅子は寅子は日本人の梶山裕司(菟田高城)とフランス人のルイーズ(太田緑ロランス)の離婚調停を担当。2人の子供、栄二(中本ユリス)は窃盗事件を起こし、両親は親権を放棄したがっていた。

一方、最高裁では尊属殺の重罰規定について15人の判事のうち13人が合憲と判断。反対を表明した判事のうちの1人が穂高だった。寅子の実家で、判決を報じた新聞記事をもとに子供たちが感想を述べ合い、反対が2人しかいなかったことに落胆する家族もいたなか、寅子は、判決は残り、その反対の声がいつか誰かの力になる時がきっとくると話した。

ある日、寅子は穂高が最高裁判事を退任すると知らされ、最高裁人事課長の桂場等一郎(松山ケンイチ)らから頼まれ、退任記念祝賀会を手伝うことになった。穂高からたくさんの恩を受けてきた一方、法曹界デビュー後は理想と現実の間でぶつかり合うこともあった寅子は、気まずい気持ちのまま会に出席することに。

担当する離婚調停で、栄二の心を開くことができないうえ、母親からは決着を急かされる寅子は、少年部での審判を待たずに家庭部の特例判事補として自身の判断を下さなければならない局面に追い込まれ、改めて少年部担当の壇(ドンペイ)に相談したうえで、栄二と直接話してみることにした。

そんななか、穂高の退任記念祝賀会の日がやってきた。穂高は壇上で自らの軌跡を振り返ってあいさつ。「出涸らしも何も、昔から私は自分の役目なんぞ果たしていないのかもしれない」と反省の弁を述べた。そして「諸君、あとのことはよろしく頼む。今日はどうもありがとう」とスピーチを終えようとした時、穂高に花束を贈る役だった寅子は、いたたまれなくなって上司の多岐川幸四郎(滝藤賢一)に花束を渡し会場から出た。桂場は、大人げない寅子の行動に激怒し、廊下で𠮟りつけた。しかし寅子は追ってきた穂高を「謝りませんよ、私は」と牽制。花束を渡したら自分が許したことになってしまうのが嫌だからこうするしかなかったと訴えた。謝っても反省してもダメならどうすればいいのかと困惑する穂高。寅子は「どうもできませんよ!」と突っぱね、「先生には感謝しますが、許さない。納得できない花束は渡さない。『世の中そういうものだと』に流されない。それでいいじゃないですか? 以上です!」と声を荒らげ、とっとと立ち去ってしまった。

「虎に翼」第70話あらすじ

祝賀会の翌日、穂高と寅子はお互いの立場から遠慮せずに積年の思いをぶつけ合う。

寅子は栄二に向き合い、彼の言葉を引き出そうとする。栄二は寅子の言葉をきっかけに、頼りたい人の存在を思い出す。


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