東京五輪から正式種目となったスケートボード。男子ストリート・堀米優斗、女子パーク・四十住さくら、女子ストリート・西矢椛の3人が初代覇者となったほか、5つのメダルを日本にもたらした。世界ランク上位に名を連ねる日本勢は、パリでもメダルの期待は大きい。パリでは各種目22人がエントリー。予選の上位8人が決勝に進出する。
ストリートとパークの違いとは
スケートボードには2つの種目がある。堀米、小野寺が出場するストリートは、街中にあるような階段や坂、手すりや縁石のような障害物に設定したコースを使用。自由に滑走するランを2回、障害物を使った難易度を競うトリックを5回、各45秒ずつ行い、ジャンプ（トリック）、空中動作、回転などのテクニックを競う。一方、パークは、曲面と坂を組み合わせた窪地状のコースを使用し、変化に富んだコースをスピードをつけて豪快なエアトリックを披露する。選手各45秒のランを3回行い、最も高い点数で順位が決まる。
採点方法
ストリートは、設定された障害物を使用して、トリックと呼ばれるジャンプ、空中動作、回転といった、さまざまな技を披露。いかにボードをコントロールしているかが採点対象となる。東京五輪では、トリックとランをそれぞれ10点満点で採点し、そのうち高い得点4つを合計したものを総合得点としていた。しかしパリでは個々のトリックもランも100点満点での採点に変更。ランのベストスコアとトリックの上位2つの得点を合計したものが最終スコアとなる。
パークは、トリックの高さとスピードが採点の対象。コース全体を活用して、難易度の高い技を繰り出せるかもジャッジされる。また制限時間以内であれば、何度でも技を繰り出すことはできるが、ボードから落下するか、手をついた場合は競技終了となる。
【関連記事】＜イザ！パリ五輪＞スケボー・小野寺吟雲14歳の進撃 日本男子最年少金メダルへ「攻めて楽しく勝つ」
＜試合日程＞
◆男子ストリート（堀米雄斗、白井空良、小野寺吟雲）
予選 7月27日（後7時～、NHK総合・後11時50分～）
決勝 7月28日（前0時～、NHK総合）
◆女子ストリート（中山楓奈、赤間凛音、吉沢恋）
予選 7月28日（後7時～、テレビ朝日系・後11時～）
決勝 7月29日（前0時～、テレビ朝日系）
◆男子パーク（永原悠路）
予選 8月7日（後7時30分～、TBS系）
決勝 8月8日（前0時30分～、TBS系）
◆女子パーク（四十住さくら、草木ひなの、開心那）
予選 8月6日（後7時30分～、フジテレビ系）
決勝 8月7日（前0時30分～、フジテレビ系）