日本ケンタッキー・フライド・チキン（KFC、横浜市）は22日、全国の店舗で「とろ～り月見」シリーズ全4種を29日から数量限定で販売すると発表した。また同日、ロッテリア（東京都港区）も「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」を含む新商品4品を30日から発売。すでにファーストキッチン（東京都新宿区）も21日に「月見もっちてりやきしょうがバーガー」など2種を9月5日から販売すると発表しており、X（旧ツイッター）には「月見バーガー」「月見の季節がやって来た」というワードがトレンド入りした。
全国のKFCで今年初登場するのが「とろ～り月見和風チキンカツバーガー具沢山タルタル」（単品590円/セット1000円/よくばりセット1300円税込み、以下同）は、醤油風味のテリヤキソースが絡んだチキンカツに、目玉焼き風オムレツ、そして具たくさんのタルタルソースと千切りキャベツを合わせたボリューム満点の一品。また昨年好評だった「とろ～り月見チーズフィレバーガー」（単品540円/セット950円/よくばりセット1250円）は、定番の「チキンフィレバーガー」に、目玉焼き風オムレツと風味豊かなチェダーチーズをトッピング。どちらも頬張った瞬間に卵黄ソースが口いっぱいに広がる、この時期限定のメニューとなっている。
バーガー類以外にも「とろ～り月見ツイスター」（単品480円/セット890円/よくばりセット1190円）は、「てりやきツイスター」に目玉焼き風オムレツをトッピング。カーネルクリスピーに、甘辛のてりやきソースと卵黄ソースのまろやかな味わいが合わさる一品だ。さらにサイドメニューとして初登場するのが「おもちカスタードの月見パイ」（単品300円）。 おもちフィリングと濃厚なカスタードクリームをパイ生地で包んだ、まさに月見の季節にぴったりのパイ。濃厚だけどくどすぎない、カスタードクリームの絶妙な甘みが口いっぱいに広がるデザートスイーツだ。
またロッテリアが「とろ～り半熟月見フェア」第1弾として販売するのが「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」（単品590円）、「和風半熟月見 エビバーガー」（単品590円）、「和風半熟月見てりやきバーガー」（単品520円）、「和風半熟月見 旨辛てりやきバーガー」（単品590円）の4種。「和風半熟月見 絶品チーズバーガー」は、牛肉100％のパティにオリジナルの半熟風たまごと、香味野菜を粗めにすりおろした風味豊かな和風てりやきソース、上品な香りがアクセントのゆずマヨを合わせ、さらにレッドチェダーチーズと4種類のチーズをブレンドしたチーズソースの味を楽しむことができる。さらに人気の定番メニュー「エビバーガー」、「てりやきバーガー」を月見風にアレンジしたほか、「和風半熟月見 てりやきバーガー」にハラペーニョと唐辛子の辛みにニンニクの旨味、ビネガーの酸味の特性旨辛ソースを加え、オリジナル半熟風たまごをサンドした「和風半熟月見 旨辛てりやきバーガー」が登場する。
ファーストキッチンは、「月見もっちてりやきしょうがバーガー」（単品890円）を来月5日から発売。おもちを挟んだ商品を販売して3年目となる今回は、「丁寧に焼き上げたたまごと、かつおと昆布の出汁が効いたつゆにくぐらせた揚げ餅に、今年は隠し味に八丁味噌を使用したてりやきソースと、しょうがのさわやかな風味をプラスしました」とアピール。このほか「月見もっちてりやきしょうがチキン竜田バーガー」（単品790円）を販売する。
各社から次々と「月見バーガー」発売の情報がリリースされ、SNSには「まだ気温は夏だけど、楽しみ」「食べまくりたい」「ケンタの食べるんだ！」「今年は絶対食べる」「ヤバい、1番太る時期だ」と販売を待ちわびる声や「マックは、もうすぐ？」と発売情報が出ていないマクドナルドについてコメントする人もいた。一方で、月見系バーガーは毎年8月下旬から9月上旬に発売されるため「もう1年か…なにも成長していないのが怖い」「一気に秋の気分が高まった」と季節を感じる人も見受けられた。