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朝ドラ「虎に翼」第13週(6月24日~)あらすじ 寅子(伊藤沙莉)が家裁で梅子(平岩紙)と再会、遺産相続で轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)が弁護

iza(イザ!) 2024年6月22日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第13週「女房は掃きだめから拾え?」(第61~65話)の第61話が24日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」振り返り

昭和24(1949)年1月、家庭裁判所が発足し、寅子は事務官との兼務で 東京家庭裁判所判事補になった。終戦後、社会問題になっていた戦災孤児の対策に乗り出した寅子は、その視察として訪れた上野で、スリの少年、道男(和田庵)を追うなかで大学時代の学友、山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)に再会。2人は共同で開いた法律事務所で、炊き出しをするなど孤児の支援も行っていた。久しぶりの再会を素直に喜ぶ轟と対照的に、よねは冷たかった。

そんななか、警察は孤児たちを邪魔者扱いするように一斉補導。孤児院に入りきらない子供たちが家裁の少年部に大勢送られ、そのなかにいた道男を寅子の自宅で預かることになった。母の猪爪はる(石田ゆり子)や義姉の花江(森田望智)のおかげで、道男は家事を手伝うようになり、花江は彼に戦死した夫、直道(上川周作)の服を着せた。そして不意に涙ぐみ、直道がそばにいてくれたらどんなにいいかとずっと考えていたと吐露。すると道男は、自分が直道の代わりになれないかと真剣な表情で切り出し、話をはぐらかそうとする花江の腕をつかんで食い下がった。そんな2人のやり取りを花江の2人の子供が目撃。母が襲われていると思い込み、道男に殴りかかった。駆けつけたはるも疑いの目を向けてしまい、傷ついた道男は家を飛び出した。はるは、そのせいで花江に嫌な思いをさせたと責任を痛感。直後、心労がたたり倒れてしまった。

死期を悟ったはるは自分の人生に悔いはないとしながらも、道男のことを心配していた。寅子は道男を探しに、よねと轟の法律事務所を訪問。そこで炊き出しを手伝っていた道男は、寅子に大人への不信感を爆発させた。そして、酒浸りの父に暴力を振るわれ、空襲の時、自分を置いてその父を探しに行った母までも亡くなってしまったという壮絶な過去を激白。大人は自分の都合で子供から逃げたり捨てたりするから1人でいるほうがマシだとぶちまけた。寅子は真っ当な大人は1度や2度の失敗で子供の手を離したりしないと言い返し、悔いを残したまま母を死なせたくないと頭を下げた。

はるは、帰ってきた道男をぎゅっと抱きしめた後「これでいい」と述べ、戸惑う道男を「ここまでよく1人で生き抜いたね」と労わった。そして、またひとりぼっちになってしまうという道男に「それはこの先の道男次第。すべてを突っぱねちゃだめ」という言葉を送った。その晩、寅子と花江を呼び、戸棚にある日記に今後のことが書いてあると説明したはるは、家族写真を抱いた後、天国へと旅立った。

はるの葬儀を終え、道男は、自分が猪爪家の人になりたいと思っていたと告白し、寅子たちに謝罪。寅子は道男はもう家族のような存在だとし、花江もこれから先はもっとそうなっていくと笑った。

その後、窃盗などの非行事実がある道男の処分を決める調査が始まった。寅子は道男を引き取るべきか悩んだが、自分で答えを出すことはできなかった。審判の決定を受ける日が近づくなか、寅子は自分の無力さを道男に謝罪。道男はそんな寅子に「お天道様はちゃんと見てる」というはるの言葉を送った。直後、寅子は「傍聴マニア」の寿司職人、笹山(田中要次)と再会。笹山は戦争で畳んだ店を再開させる意向だった。道男はそんな笹山の家で住み込みで働くことになった。

そのころ、寅子の大学時代の同期、大庭梅子(平岩紙)は、弁護士の夫、徹男(飯田基祐)を亡くしていた。息子の徹太(見津賢)が嘆くなか、姑の常(鷲尾真知子)は「泣くんじゃありません。しゃんとなさい」と厳しい言葉をかけ、梅子に厳しい視線を向けた。

第13週「女房は掃きだめから拾え?」あらすじ

人手不足のため「特例判事補」になった寅子は、仕事が増えて大忙し。最高裁判所家庭局局長の多岐川幸四郎(滝藤賢一)は、家庭裁判所の存在を広く全国に知ってもらうため、「愛のコンサート」の開催を一方的に決定する。その担当を寅子に指名したため、寅子はますます忙しくなる。

そんななか、遺産相続の案件で家裁を訪れたのは、なんとあの梅子。担当弁護士として轟とよねがつくことになり、相続問題に明るい兆しが見え始めるが…。

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