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「光る君へ」清少納言/ききょう(ファーストサマーウイカ)の「源氏物語」&作者評にSNS「褒めたと思ったら怒ってた」「くっそ読み込んでる」「今日のアバンすごいな」

iza(イザ!) 2024年10月6日 20時45分

女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合など)の第38話が6日、放送され、主人公、まひろ(吉高由里子)の友人で、「枕草子」の作者である清少納言/ききょう(ファーストサマーウイカ)が、まひろの書いた「光る君」の物語への感想と、執筆したまひろに対する思いを率直に述べる冒頭場面が、多くの視聴者の心をわしづかみにした。

平安時代を舞台に、「源氏物語」の作者として知られる紫式部(まひろ)の幼少期からの生涯と、「源氏物語」の執筆や権力者、藤原道長(柄本佑)とのかかわりを軸に描く波乱の一代記。ききょうは亡き皇后、藤原定子(高畑充希)に仕えた女房で、今作ではまひろと互いの文才や教養を認め合う友人として描かれてきた。不遇の時期を送る定子を励ますために、后として最も輝いていた頃を題材として「枕草子」を執筆。定子亡きあと、「枕草子」は彼女を深く愛した一条天皇(塩野瑛久)の心の拠り所となった一方でいつまでも定子のことを忘れられず、新しく中宮となった藤原彰子(見上愛)との関係がなかなか深まらなかった。自身の娘である彰子に皇子を産ませたい左大臣の道長は、物語作家としてのまひろの才能に着目。彰子の女房として召し抱え、後宮の藤壺に住み込みで帝を読者と想定した物語を書かせた。「光る君」という貴族を主人公としたこの物語を帝は気に入り、その影響で彰子との仲が急速に深まって、彰子は2人目の皇子となる敦成(あつひら)親王を出産。帝のなかで定子の存在感が薄まっていき、道長は自身の血を引く天皇の誕生を強く意識するようになった。

この日の放送で、定子の遺児の1人である脩子(ながこ)内親王(井上明香里)の世話をしているききょうが、久しぶりに藤壺のまひろのもとを訪れ、「光る君」の物語の感想を述べた。困った男である光る君を主人公に据え、男の愚かさを笑いのめすところや、漢籍に対する博識ぶり、実話を虚構に移し替える手腕が見事だと絶賛。まひろも喜んで、ききょうのような才能豊かな女性がいれば藤壺ももっと華やかになると返したが、ききょうは急に真顔になって「それはお断りいたします」ときっぱり。自分は定子の身内を支え、定子のともし火を守るためだけに生きているのだと突っぱねた。そのうえで、まひろに「源氏の物語」を書いたのは、帝の心から「枕草子」を消してくれと道長から頼まれたのかと直球質問すると、まひろはききょうをじっと見据えたまま、「帝のお心を捉えるような物語を書きたいとは思いました」と返答。ききょうは感情を爆発させ、「私は腹を立てておりますのよ、まひろ様に! 『源氏の物語』を恨んでおりますの」とぶちまけてまひろをにらみつけた。

開始早々、平安文壇の2大巨頭が火花散らす展開に、視聴者は大興奮。SNSには「ききょう激おこやん」「褒めたと思ったらやっぱり怒ってた」「くっそ読み込んでる清少納言」「物語の中身には文句言わないけど、その経緯あり方には腹立つききょう様 だからと言って今のまひろは引き下がるほど弱くはないのだ」「開始1分で面白すぎる」「今日のアバンすごいな!?」「まだOP前なのよこれで!重い!好き!」といったコメントがズラリと並んだ。

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