女優の菜々緒が主演する連続ドラマ「金曜ナイトドラマ『無能の鷹』」(テレビ朝日系)の第5話が8日、放送される。
超有能そうなのに実は使い物にならない主人公の鷹野ツメ子(菜々緒)と、本当は仕事ができるのに、見るからに無能そうな同期入社の残念サラリーマン、鶸田道人(塩野瑛久)のタッグが奇跡を起こすコメディー。はんざき朝未さんが女性コミック誌「Kiss」(講談社)で連載中の同名コミックが原作で、現在放送中のNHK連続テレビ小説「おむすび」の根本ノンジさんが脚本を担当する。
「無能の鷹」第5話あらすじ
社内ニートとなっている鷹野がなぜか、鶸田がひっそりと更新している個人SNSをじっくりと読んでいる。そんななか、ベテラン社員、鳩山樹(井浦新)は今日も「ありがとう」「ごめん」が言えない部長、朱雀又一郎(高橋克実)のフリーズしたパソコンの復旧に汗をかきながら勤しむ。無事にパソコンは直ったものの、案の定、感謝の言葉はなく、鶸田、鵜飼朱音(さとうほなみ)、雉谷耕太(工藤阿須加)らはグループチャットで朱雀の様子に愚痴った。
社内チャットで解決する話でも顔を合わせて会議をやりたがる朱雀は、この日も部員を会議室に集めていた。そこでも、やりたい放題で会議を進める朱雀は、独断でSNSの宣伝活動を若手の鷹野と鶸田に一任。だが、その後なぜか鷹野は会社の愚痴を連ねる鶸田のアカウントを朗読し、宣伝用アカウントのアイコンとヘッダーをポーズキメキメの鷹野の写真に設定してしまう。
いつもの居酒屋では、鳩山からかつて朱雀がバリバリ働いていた現役時代の話を聞き、現在との振る舞いの違いに部下たちが驚く。そして鳩山は「誰でも歳は取る。その結果、誰だって老害になる可能性はある」と諭す。
朱雀は、家庭でも傍若無人な態度で振る舞い、妻の亜矢子(中島ひろ子)や子供からまったく相手にされない日常を過ごしていた。ある日、鵜飼らが自分のことを「完全なる老害」と話しているのを偶然聞いてしまった朱雀は、開発部部長の鴫石郁(安藤玉恵)に八つ当たりし、早退してしまう。いつからか、なりたくないと思っていた「部下に理解がない上司」に自分がなっていたのかと落ち込んだまま帰宅すると、妻からも離婚届を突き付けられてしまう。
後日、絶望に打ち震える朱雀は祝日にうっかり出社してしまい、同じく間違えて会社に来た鷹野と2人きりに。そして、パソコンがまたもやフリーズした朱雀は、開発部の鵙尾弓(土居志央梨)の連絡先のメモらしき、「MOZU」と書かれた電話番号に電話するよう鷹野に指示をする。電話をかけてみると、そこは鳩山、鴫石がたまたま訪れていた昭和テイストたっぷりの純喫茶で、恋愛相談が得意なママ、百舌子(渡辺えり)と鷹野との「奇跡の会話」が成立。そして、鴫石は、かつて朱雀と交わした約束を果たすべく、強い気持ちで朱雀にあることを進言する。