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「虎に翼」航一(岡田将生)告白→「総力戦研究所」トレンド入り SNS「Nスペじゃなく朝ドラで取り上げられるとは」

iza(イザ!) 2024年8月2日 9時52分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第90話が2日、放送され、星航一(岡田将生)の「僕、総力戦研究所にいたんです」という告白に視聴者の注目が集まり、Xで「総力戦研究所」というワードがトレンド入りした。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子を演じている。この日は第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」(第86~90話)の最終日で、新潟地裁で判事を務める航一が戦時中に経験した「秘密」を吐露。彼は、日米開戦を想定したシミュレーションをする総理大臣直轄の機関「総力戦研究所」のメンバーであったことを打ち明けた。首をかしげる寅子たちの前で、航一は「昭和15年に設置された内閣総理大臣直轄の研究所です。官界や民間組織から30代の優秀な人材が集められました。研究所の目的は総力戦の本質を明らかにし、その運営の中枢人物たるに必要な能力を習得させること。そして、大戦に向けて軍を、国民を指揮監督する人材を育成すること。僕たち研究生は、模擬内閣を発足させ机上演習を行いました」と説明。仲間とともに何度も机上演習を行った結果、敗戦は確実だと政府中枢に報告したが、その研究結果は無視されて開戦に至り、やがて日本は敗戦した。航一は、そこで声をあげずに真実から目を背けたことへの後悔を抱えてずっと苦しんでいた。

総力戦研究所は実在した機関で、三淵さんの2人目の夫、乾太郎さんが戦時中に抜擢され、その模擬内閣で司法大臣を担当した。この日の放送では、航一たちが、東条英機のような人物に提言する回想シーンもあった。航一は「万に一つも勝利はなし。日米開戦は避けるべきと模擬内閣として提言いたします。戦争のあとまでお考えでしょうか?」と主張したが、その人物は「これは机上演習であって、実際の戦争とは全く異なる。研究に関する諸君らの努力は認めるが、この演習の結果は政府の方針とは何らの関係もない」と述べたという。

総力戦研究所について、ドラマで初めて知ったという視聴者は多く、SNSには「ググッたらほんとにあったのね」「創作じゃなかったのか…」「星さんが話した内容マジそのまんまやんけ…」「虎に翼で放送されなかったら存在知らないままだったかも」などの声が殺到。また、終戦記念日が近づくなかでのこの展開に「Nスペじゃなくて朝ドラで総力戦研究所が取り上げられるとは」「今期の朝ドラは攻めてるなあ」とうなる書き込みも散見された。

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