NHK連続テレビ小説「おむすび」(総合など)第13週「幸せって何なん?」(第61~65回)の第63回が25日、放送される。
平成元年生まれのヒロイン米田結(橋本環奈)が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。主題歌「イルミネーション」をB’z、語りをリリー・フランキーが担当する。
「おむすび」第13週「幸せって何なん?」振り返り(ネタバレ)
結は、社会人野球の名門、星河電器のエースだった恋人の四ツ木翔也(佐野勇斗)から、肩を壊してまともに球を投げられなくなったことを打ち明けられた。故障は手術してもプロとして通用する状態に戻すのは難しい状態で、ドラフトでの指名はないと監督から宣告された翔也は「俺の夢はもう終わったんだ」と絶望。今後について話し合うために栃木県の実家に帰った。
翔也から連絡がないまま、2週間が経過。結がひたすら仕事に打ち込むなか、社食の責任者である立川周作(三宅弘城)が、栄養士の観点で献立を作ってレシピを見直してほしいと結に頼んだ。
2週間後、結と翔也が久しぶりに対面。精密検査の結果はかなりの重症で、野球部に退部届を出したという翔也は結に別れを切り出し、「俺はプロ野球選手になって結を幸せにしてやりたかった。でも、これじゃあ幸せにすることなんてできね」と吐露した。結も「わかった。じゃあ別れよ。さよなら」と返し、帰宅後、両親に別れたことを伝え「何かめっちゃ頭に来て」「とにかくムカついたと」と怒りをあらわにした。
野球ができなくなった翔也は、総務課でフルタイム働き始めた。一方、結は社員食堂の全メニューのレシピを刷新。立川と同僚の原口尚弥(萩原利久)に感心され、ランチ後試食会をすることになった。翔也は封筒詰めの作業を任され、同僚から食事に誘われるが、結に合わせる顔がなく、昼休みに食堂に顔を出さなくなった。その後も黙々と作業をこなし、パソコンを使えるようになるよう指示される。
後日、市役所職員の若林建夫(新納慎也)が結の両親が営む「ヘアサロンヨネダ」に駆け込み、新聞に掲載された翔也の故障について尋ねた。商店街の仲間たちも翔也を心配。有名人の翔也は街でもケガについて声をかけられ「別の人間になりてえ」と心のなかでつぶやいた。
次の休日、結は気晴らしに近所の友人、佐久間菜摘(田畑志真)と大阪に出かけた。姉の友人である相原三花(松井玲奈)が営む古着店を訪ねると、そこに金髪に染め、ギャル男ファッションに身を包んだ翔也がいた。「…どこ行ってもヨン様って言われっから、別の人間になりたくて」という翔也の言葉に結はブチ切れ、「ギャル、なめんな」と吐き捨てて店を出た。
土曜、結は「新しい恋でしか癒せない」という菜摘に誘われて合コンへ。酒に酔った結が、アルコール代謝にはビタミンが必要だから野菜を一緒に摂ったほうがいいなどとうんちくを披露すると、相手の男子たちは、野球選手の彼を支えるために栄養士になり、同じ会社に就職までしたのが水の泡ではないかと結と翔也の関係が終わってしまうことを残念がった。菜摘は気にするなとなぐさめてくれたが、結は帰り道、男子たちから言われたことが心に引っかかり、考え込んでしまった。
「おむすび」第63回あらすじ
翔也との関係に悩んでいた結の前に、ちょうど姉の歩(仲里依紗)が通りかかり、結は泣きながら歩に抱きつく。
帰宅した歩は、母の愛子(麻生久美子)から結と翔也の事情を聞き、結がなんで泣いていたのか理解。若いっていいなと羨ましがる。