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朝ドラ「虎に翼」7月15日第76話あらすじ 新潟に赴任し弁護士の杉田(高橋克実)らに歓迎される寅子(伊藤沙莉)、優未(竹澤咲子)との距離は…

iza(イザ!) 2024年7月14日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)の第16週「女やもめに花が咲く?」(第76~80話)の第76話が15日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じている。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第15週「女房は山の神百石の位?」振り返り

昭和26(1951)年、寅子は米国での裁判所視察団に参加し無事帰国。家に帰ると、米国で買った英語の書物をお土産として家族に渡し、「たくさん勉強して世界を広げてちょうだい」などと述べた。義妹の猪爪花江(森田望智)は、子供たちにお礼をするよう促したが、子供たちの反応は少し微妙。いつの頃からか、子供たちは花江の前では伸び伸びとしていたが、寅子の前では「お利口さん」でいるようになっていた。

そんななか、寅子は、上司である最高裁判所家庭局長の多岐川幸四郎(滝藤賢一)、最高裁長官の山本紘作(矢島健一)と広報活動のためにラジオ番組に出演。本番中、山本の「家庭裁判所は女性裁判官にふさわしい場所と言えるでしょう」という発言が受け入れられず、「家庭裁判所の裁判官の適性は個々の特性で決められるべきで男女は関係ないのではないでしょうか? 家裁は女の場所といった思考はいずれ必ず間違った偏見を生みます。私は、真の女性の社会進出とは男女平等に同じ機会を与えられることだと思います」と反論してしまった。その後、寅子に新潟地家裁三条支部への異動の内示が出た。多岐川は、これを山本の「報復人事」と判断したが、異動を決めたのは人事局長の桂場等一郎(松山ケンイチ)だった。

その晩、寅子は異動の件を花江と弟の直明(三山凌輝)に相談。寅子は娘の優未(竹澤咲子)と2人で引っ越す考えだったが、花江は「トラちゃんは何にも見えていない」とたまっていた不満を爆発させ、自分が面倒を見るから優未は置いていけと猛反対した。なぜ怒っているのかが分からない寅子は困惑。花江は「言ったってしかたがないでしょう!」と怒鳴り、そう思わせてきたのは寅子だとにらみつけた。寅子は、「こっちは家族のために毎日必死で休まず働いてるのに!」と反論するも、花江は「そういう態度よ!」とますますヒートアップし、「そんなふうに家族に目を向けられないくらいまで頑張ってくれなんて、私、頼んでない!」とブチ切れ。そして、優未は母親に甘えたくても必死に我慢して「いい子」を演じてきたと訴えて泣き崩れた。

直明は、以前、優未が31点だった算数のテストを84点に偽装して寅子に見せたことを告白。当時の寅子はろくに内容も見ず「間違えた部分はきちんと復習して勉強するのよ。そうしたら次は100点だから」とだけ伝えていた。優未は元気に「はいっ!」とそれを受け入れていた。「ちょっと解答用紙を見れば、偽装だってすぐ分かることなのに。お姉ちゃんの顔色をうかがって、ズルしてでもいい子のふりをしてる。それをお姉ちゃんも求めてきた」という直明。そんなつもりはないと話す寅子だったが、直明は「本当に? 手のかからないお利口さんを求めてなかった?」と迫った。

自分から見える家族の情景がガラリと変わった翌日の夜、寅子が帰宅すると、家の中から子供たちの笑い声が聞こえた。のぞきこむと、優未がいとこたちとはしゃいでいた。今まで見たことのない楽しそうな娘の姿に、自然と涙がこぼれた寅子は、家族と向き合うため緊急の家族会議を実施。花江は「こういう時こそ。家族みんなで支え合わなきゃって、お義母さんがいたら絶対そうしたわ」と謝り、子供たちを連れて一緒に新潟に行くと切り出した。寅子は花江の態度に「スンっ」の禁止を訴えるが、子供たちはそうさせているのは寅子だと反論。そこから家族たちの不満が爆発し、あらためて新潟には家族全員でついていくと花江が切り出すと、子供たちから反対意見が続出した。一方、優未だけ連れて行くことにも全員が反対で、四面楚歌の寅子は、それでも優未と一緒の転居にこだわった。優未本人に決断させるべきとの意見も出たが、花江はこれに反対し、母親が責任を持って決めるべきだと寅子に決断を迫った。寅子はこれまでの自分を猛省。ここで優未と別れたら、取り返しのつかないことになるとし、「お母さん、頑張るから、生まれ変わるから」などと誓い、「一緒に新潟についてきてください」と頭を下げた。優未は「はい」と素直に受け入れた。

寅子は、自分が思いあがっていたと反省し、この人事が、てんぐになった自分の鼻をへし折るためのものではと桂場に尋ねた。桂場はそれを否定し、寅子が本来の裁判官たちがつむ経験をしていないため、その土台がいずれ崩れると指摘。そのため、裁判官として正しく成長するための地盤を支部で作ってくるよう求めた。

昭和27年の春。寅子たちは新潟での新生活を始めることになった。

「虎に翼」第76話あらすじ

桂場や多岐川らに送り出され、新潟地家裁三条支部に赴任した寅子は支部の職員たち、地元の弁護士、杉田太郎(高橋克実)らから大歓迎を受ける。

困惑しながらも、新しい職場に一日でも早くなじもうと努力する寅子。一方で、優未との距離は縮まらず…。

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