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朝ドラ「虎に翼」8月16日第100話あらすじ 直明(三山凌輝)と交際する玲美(菊池和澄)は花江(森田望智)に「お試し」同居を提案

iza(イザ!) 2024年8月15日 8時15分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第20週「稼ぎ男に繰り女?」(第96~100話)の第100話が16日、放送される。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じる。主題歌「さよーならまたいつか!」を歌うのは、シンガー・ソングライターの米津玄師。語りを「カーネーション」(2011年度後期)で主演を務めた女優の尾野真千子が担当する。

「虎に翼」第20週「稼ぎ男に繰り女?」振り返り

昭和28(1953)年、寅子は同僚の星航一(岡田将生)と互いの正直な気持ちを伝え合い、「永遠を誓わない愛」を試すことに。昭和30年、3年にわたる新潟地家裁三条支部での勤務を終えた寅子は東京地裁へと転勤となり、航一も最高裁判所の調査官に任命され、東京に戻ることになった。寅子は小学6年生になった娘の優未(毎田暖乃)とともに、神奈川・登戸にある実家に戻った。甥の猪爪直人(青山凌大)と直治(今井悠貴)は大学生と高校生に成長。教員として働く弟の直明(三山凌輝)には恋人ができ、結婚後も猪爪家で同居したいと考えていたが、義姉の花江(森田望智)は、自身が姑のはる(石田ゆり子)との関係に悩んだ苦い経験から強く反対していた。

そんななか、寅子と優末は航一に招かれて星家へ。航一の継母、百合(余貴美子)、息子の朋一(井上祐貴)、娘ののどか(尾碕真花)は寅子たちを温かく迎え、2人の交際に理解を示したが、優未は目が笑っていない百合たちのことが気になった。

寅子が配属された民事第二十四部は、広島と長崎に落とされた原子爆弾の被害者が日本政府に賠償を求める裁判を担当。原告代理人は、かつて寅子が勤めていた雲野法律事務所の雲野六郎(塚地武雅)と岩居(趙珉和)だった。雲野は、かつて自身の助手として働いていた寅子の学友、山田よね(土居志央梨)が弁護士になったことを知り、よねと轟太一(戸塚純貴)が共同運営する法律事務所を訪問。2人に手伝いを頼み、裁判の途中で自分に何かあったときは岩居を助けてやってほしいと言った。よねはこの申し出を快諾した。

同部の裁判長、汐見圭(平埜生成)によると、原告は5人で、広島と長崎に原爆を投下した行為は残虐な兵器の使用や無抵抗の市民のいる都市への攻撃を禁じた国際法に違反するとして日本政府に賠償を求めていた。「国際法の問題」「戦争とは」「戦争のルールとは何か」「原子爆弾とは何か」「日米関係のこれまでとこれから」「犠牲者とどう向き合い、これからの教訓とするのか」など争点は多岐にわたっていた。寅子は「そもそもあの戦争とは何だったのか」と自問した。

ある日、航一が寅子の家族へのあいさつを兼ねて猪爪家に遊びに来た。そこへ直明が恋人の田沼玲美(菊池和澄)とともに帰宅。直明たちの同居問題について、航一の冷静な意見が聞きたいと考えた寅子が直明と打ち合わせた作戦で、寝耳に水の花江は困惑したが、息子たちからの後押しもあって久しぶりの「家族裁判」が始まった。

玲美と花江は実はこの日が初対面ではなかった。家庭裁判所発足の時、玲美は直明と一緒に準備を手伝っており、その際、花江は玲美のことを目撃していたのだという。そのころは友人同士だったが、3年ほど前に2人は教師として偶然再会。そして、花江が不在の時に猪爪家を訪れ、家族にカレーを振る舞ったこともあったと振り返った。それをキッカケに交際が始まったという。「その話聞いてない」と戸惑う花江に、子供たちは「だって、お母さん、絶対怒るじゃん」「今もおつきあいしてるなんて知らなかったし」などと困惑。すると玲美は、「私を同居させたくないのは、直明さんとの結婚が気に入らないからですか?」という質問を花江にぶつけた。花江は、自分の経験から、結婚した夫婦は2人だけで所帯を持つべきだと考えており、「特に最初は。嫁と姑は同居はしない方がいいと思っているの」と答えた。玲美は「えっと…。でも、花江さんは直明さんのお母さんじゃないですよね」と反論。花江も「私は、直明ちゃんの義理の姉であり、母代わりなんですから」と言い返した。

直明は、母親代わりだからこそ父や母にできなかった「親孝行」をさせてほしいと頼み、花江と寅子に、自分を大学に通わせてくれた恩返しをしたいと訴えた。そして、今後は直人と直治も社会に出て猪爪家を出ていくかもしれないとし、その時は自分がしっかりしないといけないと補足した。するとここで直人が話に割って入り、花江の子供は自分と直治だと強調。直人は、出征する父、直道(上川周作)から、「お母さんをよろしく頼む」と言われたことに触れ、「だから、その役目は僕らのものです」と述べた。直治も、直明が自分たちのためにずっと頑張ってきてきれたことに感謝し、「そのうち、俺がサックスでスターになるから心配すんなって!」と軽口をたたいた。

花江が「結局、私は誰かに世話をしてもらうしかないのよね。当然のように、直人と直治に老後の世話を当てにするみたいなのは何だかよくない気がして…」ともらすと、直人は「何言ってんだよ!」と激怒。そして「言ってたろ? お母さんの一番の幸せは、ほっと一息ついた時に楽しそうなみんなを眺めることだって。当てとかじゃない! これまでたくさん世話してきてくれた。お母さんの当然の権利だよ。俺ら、お母さんに幸せでいてほしいだけだよ」と訴えた。

この光景に玲美は「なんていい子! いい子すぎて怖いくらい!」と感動。そして航一から「あなた自身は猪爪家に同居することをどうお考えですか?」と問われ、花江からも「本音で話してね」と頼まれると、玲美は「そもそも私は、是が非でも結婚したいわけじゃありません」と切り出した。

「虎に翼」第100話あらすじ

直明と花江はそれぞれの同居に対する思いを語る。猪爪家を離れるのが寂しいと言う直明に対し、花江は同居の難しさを語る。どちらの気持ちもわかる寅子。玲美は、いつも自分の希望を優先してくれる直明の唯一の頼みが家族と一緒に住むことであると話し、「お試し」で同居してみてはどうかと提案する。

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