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実質スクエニダイレクト?任天堂の公式番組でドラクエ発表し話題席巻…「新情報は自社イベントで」SNSで要望も

iza(イザ!) 2024年6月19日 8時10分

任天堂は18日、Nintendo Switch向けの新作ソフトを紹介する公式番組「Nintendo Direct(ニンダイ)」をYouTubeで配信した。さまざまなメーカーから約50作品が発表されるなか、スクウェア・エニックスの看板タイトルが複数登場して話題を席巻。ネットでは驚きと喜びの声が相次いだが、多くのファンが待ち望む新作の情報は自社が仕切るイベントで発表してほしい、とする異例の要望もあがっている。

スクエニはRPG「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(ドラクエ3)」「ドラゴンクエストI&II(ドラクエ1&2)」など4作品を発表。いずれもPlayStation 5、SteamといったSwitch以外のゲームプラットフォームでも発売する。

ドラクエ3は、88年に発売された同名のファミコンソフトを、2Dと3Dの表現を組み合わせる技術「HD-2D」でリメイクしたソフトだ。製作自体は2021年に発表されていたが、このたび発売日が11月14日に決定した。

ドラクエ1&2については以前からリメイクの構想があるとされていたが、製作の正式決定と来年の発売予定がサプライズで発表された。さらにドラクエの生みの親、堀井雄二氏がニンダイに出演して「時系列としては『3』が物語の始まりとなっており、『3』→『1』→『2』の順番でプレイしてもらうと、あっと驚く展開が待っています」と話した。

新情報ラッシュにX(旧ツイッター)のファンらは大興奮。放送開始が18日深夜11時で、全体的な投稿数が少ない時間帯だったのも影響したのか、一時期は「トレンド」ワードのほぼすべてが「ニンダイ」「ドラクエ」などのゲーム関連になる盛り上がりだった。なかでも、ドラクエシリーズを国民的RPGに押し上げた一因とされるドラクエ3に対する声は多く「ドラクエ3がまた楽しめる」「これまでに出た3のリメイクすべて遊んだ。どのくらいの時間を費やしたのだろうか。でも、また購入する」などのコメントが並んだ。堀井氏のアカウントに「この日をずっと待ち望んでいました」「最高です!ありがとうございます!!」と熱烈なメッセージを送るファンもいた。

一方で「実質スクエニダイレクト」だったと、スクエニ作品の存在感の大きさを気にするコメントも少なくない。初代ドラクエの発売日にちなんで「ドラクエの日」としている5月27日には、18日に明らかにされたような具体的な新情報がなかったことを受けて「ドラクエの続報が出たのはうれしかったけど、自社製品の記念日に発表するべきだろって気持ちのほうが強い」「ドラクエの日という記念日を大切にしてほしい」などの意見も見られた。逆に、多くのメーカーが参加して注目度の高いニンダイで発表した方が宣伝効果が高くなるだろうと考えを示す人もいた。

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