衆議院議員選挙の投票日となった27日、テレビ局各社では、投票が締め切られる午後8時前後から選挙を特集した特別番組が組まれ、一斉に当選確実の速報や開票状況が伝えられた。そんななか、在京キー局で唯一TBSだけが、プロ野球のSMBC日本シリーズ2024「DeNA×ソフトバンク」第2戦の生中継と選挙特番を適宜画面を分割しながら並行して放送した。
野球中継がメインの時は、右側上部に試合の様子を大きく流し、選挙関連の情報は左下寄りにL字型で表示。選挙にフォーカスした時は、左右2分割となり、主音声は選挙特番に、野球中継の音声は副音声に切り替えられた。野球中継の画面には打者の名前や、得点・ボールカウント、出塁状況などが表示され、同時に画面下端には衆院選での各党の獲得議席数や当確情報もめまぐるしく入れ替わって表示された。
あまりの情報量の多さに、視聴者は困惑。SNSには、「TBSの選挙特番、日本シリーズと同時にやってるのか情報量多いんだけど」「2画面放送、耳から煙出そう」「頭が混乱しそうだ」「情報がブレるわ！！（笑）」といったコメントが寄せられた。
「なんだこれw まぁ選挙も気になるから助かるけどw」「選挙特番だけだと思ったら、日本シリーズ中継あってうれしい」「選挙関連はL字テロップになって日本シリーズがメインになってた（選挙特番に随時切り替えるらしいけど）から、まぁこれならギリギリ…って感じだな」など、歓迎する声も見受けられたものの、「選挙は他のチャンネルでやってるんだからマジで日本シリーズに専念して放送してくれ」「随時選挙じゃなくてサブチャンネルにしてくれないかな」「TBSチラ見したら日本シリーズがワイプ扱いw」「選挙も野球も中途半端」「まだ第2戦だから日本一決まることないし地上波は録画中継でも十分納得できたと思うよ」と苦言を呈す野球ファンも少なくなかった。