7日に放送されたNHK連続テレビ小説「虎に翼」の第93話は、森口美佐江（片岡凛）の東大合格や、猪爪花江（森田望智）の登場など、見どころの多い15分となった。多くの視聴者が「朝ドラ受け」でのコメントを期待したが、同日から、第106回全国高校野球選手権大会が行われるため、情報番組「あさイチ」（総合）はしばらくお休み。SNSに「しばらくおあずけか」「さびしい」などのコメントが相次いだ。
朝ドラ受けは、番組冒頭で、直前に放送された朝ドラの内容を振り返りながら、MCの博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーを中心した出演者が感想を語り合う「ミニコーナー」。ドラマ本編とセットで楽しみにしている朝ドラファンも多く、祝日などで「あさイチ」の放送がない日は、SNSに寂しがる声が寄せられることも珍しくない。
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」は現在、第19週「悪女の賢者ぶり?」（第91～95話）が放送されており、この日の放送で、ヒロインの佐田寅子（伊藤紗莉）の知り合いで優等生でありながら闇を抱える美佐江が東大に合格。その後、帰宅した寅子を神奈川・登戸で暮らす義姉の花江が（森田望智）が笑顔で迎えるなど、「朝ドラ受け」で話題になりそうなシーンが目立った。
見どころの多い内容となり、たくさんの視聴者が華丸・大吉や鈴木アナのコメントを期待したが、「あさイチ」は26日まで放送なし。SNSには「こういう時に限ってお休み」「聞きたいと思った時に限って朝ドラ受けがない」「花江ちゃんキターってうれしい気持ちを朝ドラ受けで共有できないのさびしい」などのコメントが殺到した。一方、しばらく番組は休止だが、「甲子園から実況中継するアナウンサーが突然朝ドラ受けから入ったりすることがあるので、気は抜けません」とポストする人もいた。