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朝ドラ「虎に翼」寅子(伊藤沙莉)のオヤジ化にツッコミ「休日に料理だけして片付けない旦那」「寸分違わぬダメ夫ルート」

iza(イザ!) 2024年7月8日 9時56分

NHK連続 テレビ小説「虎に翼」の第71話が8日、放送され、ヒロインの佐田寅子(伊藤沙莉)の家庭での振る舞いから、悪い意味で古いタイプの父親像を体現していると受け止める視聴者が続出。SNSにダメ出しの声が殺到した。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。女優の伊藤沙莉がヒロインの佐田寅子役を演じている。この日から第15週「女房は山の神百石の位?」(第71~75話)が始まり、昭和26(1951)年、米国の家庭裁判所視察から帰国し、判事補兼事務官としてますます張り切る寅子に、昔なじみの記者、竹中次郎(高橋努)から、新しい時代の女性の代表として密着取材をさせてほしいという依頼が舞い込んだ。

竹中は寅子が暮らす佐田・猪爪家にも密着。家族のためにロールキャベツを作る寅子の慣れない手つきを見て、ふだん料理しないのかと尋ねた。義姉の猪爪花江(森田望智)は、休みの日はしてくれるが、平日は仕事で忙しいから自分がやっているとフォロー。弟、直明(三山凌輝)らほかの家族も、寅子から受けている恩恵ばかりを強調し、特に娘の優未(竹澤咲子)や甥っ子たちは、寅子が喜ぶようにお利口さんでいようと努めた。取材を終え、寅子が竹中を見送りに行くと、皆どっと疲れが出て「やっと終わったぁ」と肩の力を抜き、家の中へ。寅子が先ほど料理していた炊事場で、ひき肉のついたまま洗い場に放置してあるボウルを目にした花江は、苦々しい表情を浮かべた。

第14週「女房百日 馬二十日?」(第66~70話)でも、多忙を極める寅子が家庭のことが疎かになり、優未と一緒に過ごす時間もどんどん削られていく様子が描かれてきたが、この日の“料理”の描写は特に象徴的だったようで、多くの視聴者が反応。SNSには「やりっ放しかよ…」「休日に料理だけして片付けない旦那」「すげーたまにやる男の料理感」「片付けまでが料理ですよ!」「休日だけイクメン面する父親のまんまやん」といったコメントが続々と寄せられた。

家計についての会話で「お金は私が十分家に入れてるんだから」との寅子のセリフが気になったという声も少なくなく、「それ言っちゃダメ!」「完全に昭和男=父=夫=オヤジ化している」「『昔の父親』そのもののイメージ」「寅子が寸分違わぬダメ夫ルートで地雷を踏み抜いている」「世の中の夫と呼ばれる人たちよ、よーく寅子を見ておくんだぞ」などの書き込みも散見された。

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