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朝ドラ「虎に翼」太郎(高橋克実)が提出した証拠は本物!? SNS「怪しい…」「ぜんぜん円満解決ちゃう」

iza(イザ!) 2024年7月18日 10時1分

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第79話が18日、放送され、ヒロインの佐田寅子(伊藤沙莉)が担当する民事調停で、弁護士の杉田太郎(高橋克実)が提出した「証拠」を怪しむ視聴者が続出。SNSにさまざまなコメントが寄せられた。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。ドラマは第16週「女やもめに花が咲く?」(第76~80話)が放送されており、寅子が、2人の大地主がそれぞれに所有権を主張する山の境界線をめぐる民事調停を担当している。この日の放送で、新潟地家裁三条支部の書記官、高瀬雄三郎(望月歩)が、土地の境界線が書かれた明和8(1771)年の古文書を図書館で発見。盛り上がる2人の姿を、太郎と弟の次郎(田口浩正)が、苦々しい表情で見つめていた。

その後、行われた調停で、太郎は新たな証拠が見つかったと切り出した。それは、明治初期に近隣五村との間で作られた地境協定書で、申立人の森口(俵木藤汰)の蔵で見つかったという。太郎は、2人の主張とも食い違っているとしたうえで「恐らく、売買などで登記簿上は一つの土地を分けて登記し直すことが繰り返された結果、公図が誤った記載になってしまったものと推測されます」と説明。そして地主2人を「先人たちの誤りに翻弄された被害者」と表現した。寅子は、協定書の信ぴょう性や証拠に値するのかを調べるとしたが、太郎は両人ともこの内容に納得していると強調。調停は条件だけ確認し合い「円満解決」という結果になった。

調停後、高瀬は「事前に話し合いを済ませてきたということですね。あの人たちがやりそうなことだ」とこぼすと、寅子も「ええ、あんなに言い争っていたのにね」と煮え切らない表情。すると、そこに太郎がやってきて、「つまり、まるく収まっていかったってことらて。ここ三条の大地主が和解したんだっけ。それを喜びましょうて」と述べた。寅子は、協定文書の存在をいつから知っていたのかと確認。太郎は「都会と違って、ここじゃ人のつながりは、ふっけて濃いんですてえ。だけん私は、ここらのもんが、むやみにいがみ合わねえように、みんなが平和に穏やかに生きていけるよう守ってんですて。この土地流のやり方でね」とはぐらかし、森口とつかみ合いのケンカをした高瀬に「だけん、おめさんが訴えられることはねえで」と圧をかけた。

そんな太郎に、寅子は「いいえ、いけません。高瀬さんは書記官として、あるまじき行動をした。それはしっかりと処分されなければ、裁判所の信頼に関わります」と主張。「この暴行の一件は、こちらできちんと処置します」と毅然とした態度を示すと、太郎は「せっかく穏便に済ませようとしたのに。頭の固ぇ支部長さんで、おめさんも災難らな」とこぼし、部屋を後にした。

調停は「円満解決」となったが、多くの視聴者は突然、太郎が出してきた協定書に首をひねり、SNSには「うーん?? 怪しいなぁ…」「その証拠、まさか偽造やないやろな」「あの文書、本物なのかな」などのコメントがズラリ。太郎が説明したとき、2人の地主が落ち着かない様子を見せていたことから、「太郎のニコニコ顔に対し、当事者は変な汗かいてたり渋い顔してたり…こんなんぜんぜん円満解決ちゃうやんけ」「あー。これで手打ちか。田舎の根回しだな」という書き込みもあった。また寅子が相変わらずブレないことから、「太郎のやり方…本性見せてきたし、寅子とバチバチになりそう」と今後の展開を予想する視聴者もいた。

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