NHK連続テレビ小説「おむすび」(総合など)第7週「おむすび、恋をする」(第31~35回)の第33回が13日、放送される。
平成元年生まれのヒロイン米田結(橋本環奈)が、栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。主題歌「イルミネーション」をB’z、語りをリリー・フランキーが担当する。
◆「おむすび」第7週「おむすび、恋をする」振り返り(ネタバレ)
家族にいろいろなことをやってみたいという思いを伝えた結は、ギャルサークル「博多ギャル連合(ハギャレン)」の活動に復帰。同時に、福岡西高校野球部のエース、四ツ木翔也(佐野勇斗)に、過労で倒れた時に助けてくれたお礼がしたいと申し出た。欲しいものはないかと聞かれた翔也は「スタミナ」と返答。試合の後半でバテるのが弱点で、走り込みをしても解消されないとボヤいた。結は、祖母の佳代(宮崎美子)が作ってくれたスープを思い出し、明朝、学校に行く前に会うことを約束した。
佳代から、豚のレバーがいいと教わった結は、佳代に頼んでレバー入りの弁当を作ってもらい、翔也に渡した。結は、学校の図書館で栄養学の本を読んでレバーについて勉強。レバーを取ることによって期待できる効果を説明し、翔也を驚かせた。しかしその晩、弁当を翔也に渡していたことが母の愛子(麻生久美子)にバレてしまい、それなら自分で作らないと意味がないとダメ出しされてしまう。料理が苦手な結は佳代から教わりながら、翔也のために弁当を調理。感想を早く知りたい結は翔也とメアドを交換し、翔也の「めちゃくちゃうまかった」という言葉にさらにやる気が出た。
結が毎日弁当を差し入れるようになったある日、福西の野球部監督、中西勝(真砂京之介)が翔也を連れて米田家を訪問。結を「あなた、うちのエースをつぶす気ですか?」と問い詰めた。福西の野球部は、栄養士が選手たちの食事を管理しており、翔也が結の弁当と寮の食事を食べ続けたせいで体重が増えてしまい、体のキレが悪くなってしまったという。アスリートである翔也にとって食事も大切なトレーニングの一環。中西の言葉に、結は謝るしかなかった。翔也は結をかばうが、逆に交際を疑われ、中西から「甲子園に行きたいなら野球に集中しろ」と釘を刺されてしまう。
翔也らが帰ってから、米田家では結が弁当を作ったことについて話し合いが行われた。そんななか、結は翔也からメールで呼び出された。阪神大震災について調べたという翔也は、6歳で被災した結や家族がどれだけ大変だったか理解したと言い、「どうせ一生懸命やっても、意味ないけん」と言った気持ちが少し理解できたと話した。「あんなこと言ってたヤツが、ケガしながら、毎日毎日俺のために一生懸命、弁当作ってくれたんだ。残さず食うに決まってんべ。でも、そのせいで迷惑かけた。ホントごめん」と謝罪した。結は、まっすぐに思いを伝えてくれた翔也に恋をしていることに気づき、激しく動揺した。
ある日、ハギャレンのメンバーが米田家を訪問。田中鈴音(岡本夏美)に彼氏ができたという話を聞いてみんなでうらやましがった。柚木理沙(田中芽実)もクラスでの結の姿を見て、結にも好きな人ができたと確信。その相手が翔也で、結の幼なじみ、古賀陽太(菅生新樹)から教わったと話した。結は必死に否定するが、周りから、好きだという気持ちを認めたほうがいいと諭される。
結は改めて翔也を呼び出し、好きだという気持ちを伝えようとするが、翔也は「ごめんなさい。交際できません」。しかし自分も同じ気持ちだとし、夢だった甲子園出場のために今は野球のことだけ考えたいと伝えた。結の告白を聞いてしまうと、その気持ちが揺らいでしまうとし、翔也は「甲子園に行ったら米田結が好きだって告白する! それまで待ってくれ」と約束した。結は告白が失敗し落ち込むが、真島瑠梨(みりちゃむ)は翔也の言葉を「あれは告白だ」と強調。野球に対しても、結に対しても真剣だと翔也をフォローする声があがるなか、ギャルたちは結は翔也とメル友になるべきだと背中を押した。
◆「おむすび」第33回あらすじ
結は、翔也とのつきあいをどうするか考え、メル友になることを提案。中西から野球以外のことはすべて捨てろと言われていた翔也も、その提案なら中西に怒られないでつながれるのを喜ぶ。
そして結は、翔也にメールを送るために付け焼刃ではあるが、栄養について勉強を始める。