女優の市川実日子が主演を務める、連続ドラマ「ホットスポット」(日本テレビ系、日曜後10・30)の第2話が19日、放送される。
2023年に放送された「ブラッシュアップライフ」(同局)チームと、同作の脚本を担当したバカリズムが再結集した新作。「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」というテーマで、小さな田舎町の平凡な日常と、宇宙人というファンタジーが融合した物語が展開される。
「ホットスポット」第1話振り返り(ネタバレ)
山梨県、富士山の麓に広がるのどかな町で暮らす遠藤清美(市川)は、娘の若葉(住田萌乃)を女手一つで育てるシングルマザー。毎朝、娘のためにお弁当を作ってから、地元のビジネスホテル「レイクホテル浅ノ湖」に出勤し、同僚の磯村由美(夏帆)、沢田えり(坂井真紀)と一緒にフロント業務を淡々とこなす。
自分勝手な宿泊客には手を焼くけれど、支配人の奥田貴弘(田中直樹)は親しみやすいし、先輩の高橋孝介(角田晃広)は影が薄いから、職場の人間関係はほとんどノーストレス。そんなに親しくもない清掃スタッフ、中本こずえ(野呂佳代)のSNSをこっそりフォローしたり、謎の長期滞在客、村上(小日向文世)の素性を妄想したりして楽しんでいる。
仕事以外では、数カ月に一度、地元の幼なじみ、中村葉月(鈴木杏)と日比野美波(平岩紙)とご飯を食べながら近況報告し、毎日を過ごしていた。
そんなある日、清美は仕事帰りに自転車で家路を急ぐ途中、交通事故に遭いそうになり、間一髪のところで高橋に自転車ごと持ち上げられ命を救われた。
翌日、清美が高橋に礼を言うと、自分は「宇宙人」だと告白され、そのことを秘密にして欲しいと頼まれたが、我慢できずに葉月と美波に話してしまう。清美が、葉月と美波に高橋を紹介すると、2人は根掘り葉掘り質問し、高橋の能力を見たいとリクエストした。
そんななか、ホテルの一室でテレビが盗まれる事件が発生する。清美は、高橋に犯人を突き止めるために能力を貸して欲しいと依頼。高橋のおかげで、中本の車からテレビが発見されるが、「宇宙人」の能力について誰にも話せない清美は、手柄を独り占めしてしまった。
「ホットスポット」第2話あらすじ
高橋が宇宙人ということを知ってしまった清美は、高橋から「誰にも言わないでね」とクギを刺されたにもかかわらず、葉月と美波にしゃべってしまい、清美、葉月、美波、高橋の4人は秘密を共有することに。
高橋をきっかけに以前よりも頻繁に会うようになった清美、葉月、美波の3人は、週末、地元の飲食店でランチをしながら互いの近況報告に花を咲かせる。つい先日、ショッピングモールの前でテレビの街頭インタビューを受けたという美波は、「富士山は静岡と山梨どっちのもの?」という質問に対し、絶対に使われるであろうナイスなコメントをしたことなど他愛もない会話をしていると、葉月が深刻な顔で「ちょっと相談したいことがあって…」と切り出す。小学校教師の葉月は、今後の教師生命さえも危ぶまれる面倒なトラブルに巻き込まれているという。
葉月の抱えるトラブルを解決するため、高橋の力に頼ろうとする清美たちは、むやみに能力を使うことをためらう高橋を強引に説得。深夜の小学校に忍び込み、誰にも見つからないように事態を収拾しようとする。