近年注目を集める、社員の退職希望を企業側に伝える退職代行サービス。その代表的なサービスでアルバトロス社が運営する「退職代行モームリ」の公式X(旧ツイッター)で公開された「信じられないようなレベル」の退職理由に、衝撃が走っている。
同サービスは事業開始から累計相談件数は4万件、退職代行実施件数は2万件を突破している(11月30日時点)。SNSやYouTubeで注目を集めると同時に、各媒体からの取材も殺到し、「退職代行」というサービスの認知は世に広まっている。現在は月間で2000人ほどが同サービスを利用しているという。
そんななか、モームリの公式Xは10日、「直近の退職理由で信じられないようなレベルのものをまとめました」と切り出し、驚きの退職理由を一挙公開。これらの退職理由について「個人情報がわからないようにぼかしていますが、本来は詳細に記載頂いており、会社の闇がわかります」とした。
その一例は「退職の意思を伝えると6時間にわたる罵倒」「バールで脅す、小突く、家具やダンボールで殴る、階段で押されるなどの暴力」「気温40℃で外回り中に体調不良、上司に連絡すると『熱中症は甘え。バファリン飲んで仕事続けろ』という発言」「昼休憩は10分のみ、食事中も電話対応をしなければならない」「社内パパ活しないかと提案された」など。当該ポストには、驚愕の退職理由が40近く列挙されている。
一例を裏付けるように、さらに公式Xで12日、依頼者の退職理由のうち「暴行・暴力」による検索結果が185件あったことを公開。実際に暴行を受けたという内容も多数あったとして、「どのような理由であっても、職場での暴力が許容されていいはずがありません。一刻も早く、このような会社の状況が改善されるよう、祈るばかりです」とつづった。
このポストは注目を集め、ネットユーザーから反響が続々。「読み進めてたけど途中で気分悪くなってやめた」「利用させてもらったこともあるがこんな酷いのもあるんだな…」「絶対にわが子をこんな会社に入れたくない」「こんなん言われるの?怖すぎる」などと衝撃が走った。また、「警察行ってもいいんじゃねって案件がごろごろ」「労基に通報できないんだろうか」といった反応も多く、意見が交わされている。