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伊藤健太郎×愛希れいか×弓木奈於 ドラマ共演で印象激変!? カンテレ×FOD「未恋~かくれぼっちたち~」座談会

iza(イザ!) 2025年1月9日 9時0分

俳優の伊藤健太郎が、1月9日スタートのカンテレ×FODドラマ「未恋~かくれぼっちたち~」(カンテレ木曜深夜0・25、フジテレビ木曜深夜2・25)で主演を務める。夢を諦め、自分の気持ちと向き合うことから逃げていたが、性格が真逆の2人の女性と向き合い、前向きに成長していく主人公、高坂健斗を演じる。

そんな健斗と向き合うアイドル漫画家、深田ゆずを乃木坂46の弓木奈於が演じ、年上の女性、鈴木みなみ役を愛希れいかが務める。3人にそれぞれの印象や同作にかける思いなどを聞いた。

――共演してみて、それぞれの印象からお聞かせください

伊藤「弓木さんは、最初に現場でご一緒させていただいた時、『私、すごく人見知りなんです。頑張りますのでお願いします』とあいさつしに来てくれて、人見知りの人がしゃべりかけてくれたんだ、すごいなと思いました。そういうのもあって、割としゃべりやすい方なのかなっと。お芝居の経験があまりないとご本人はおっしゃるのですが、一つのシーンに対しての爆発力があって、そういう部分にポテンシャルを持たれている方だな、もっとほかの作品に出演されている姿も見てみたいなと思った印象があります。

愛希さんは、最初にお会いさせていただいた時もすごくしっかりされているお姉さんの印象があって。もちろん今もその部分はあるのですが、端々に出る“変な人感”が…(笑)。変な人感と変な動きをするのが、すごくチャーミングだなと。そんなチャーミングな部分がある方だなと思いますし、一緒に現場で芝居をさせていただく中でも、健斗としても自分としても支えられている部分が大きくあるなと感じました」

――愛希さんがする変な動きとは?

伊藤「撮影現場が寒いので、体を温めるために変な動きをするんです(笑)」

愛希「本当に寒いんですよ。みなみの衣装がすごく薄くて、信じられないくらいずっと薄着で…。みなみは子育てに夢中で、それ以外のことに気を使えなくて、寒い中でノースリーブなので、寒いし本当に大変なんです」

伊藤「1人だけ寒い格好なのに、チームの中で一番エアコンが当たる席にいますよね。寒いだろうなと思って見ていましたけど、僕は勝手にその動きに和ませていただきました」

――弓木さんはいかがですか?

弓木「愛希さんは、伊藤さんもおっしゃったようにすごくしっかりしているなと初めてお会いした時から思っていて、お姉さんだなと。私の役どころはみなみとちょっとライバルみたいな、敵対視するようなシーンばかりだったので、どうやってしゃべりかけようかなと不安だったのですが、愛希さんからナチュラルに話しかけてくださいました。あと、私がすごく印象的だったのは、私が浴衣を着て撮影するシーンの合間で休憩があまりなかったのでお腹すいちゃったと話していたら、愛希さんがその会話を聞いていらしたみたいで、お菓子をいっぱい持ってきてくださってうれしかったです」

伊藤「あー! 持っていってた。俺、その愛希さんとすれ違ったよ」

弓木「愛希さんは、そうやってお菓子を持ってきてくださるところがすごく優しいなと思いましたし、伊藤さんは本当にこのままで皆さんが見てる姿のまんまという感じです。それにプラスして、すごく優しいし人に気を遣える方だなと思いました。パキッとするところはパキッとしているけど、なんかつかみどころがないというか、とても不思議な人だなと思います。あと、家での様子を聞いていても、自分のことは自分でする人だなって」

伊藤「家での様子って(笑)。確かに、家で何しているかとか、プライベートな話をしましたね」

弓木「ちゃきちゃきしているなと思いましたし、本当にこのまんまですけど魅力的なところがたくさんある方だなと思いました」

愛希「弓木さんは、本当に人見知りなんだろうなと、私もそうだから同じ感じなんだろうなと思って、何かをしてあげたくなります。本来の可愛らしさというか、みんながついつい『可愛い!』ってメロメロになる天性のもの。それがおやつにつながったわけです。これは、おやつを持って行ってあげないと、この子は撮影頑張れないなぁと(笑)。そういう、母性をくすぐられるような可愛い人だなぁと。撮影中はたくさんお話をすることがないので、今日、対談をさせてもらって、言葉のチョイスが面白いし。でも、自分のなかにしっかりした考えや思いがある方なんだなと、新しい発見をしました。

伊藤さんは、私の壁を破ろうとしてくれているんだなというのを初日に感じて、本当に優しい方なんだと思いました。現場を明るく引っ張ってくださるのがすごくよくわかるし、ご自身では『自分は何も気を遣っていないし、楽しくやっているだけです』とおっしゃるのですが、きっと気遣ってくださっています。みんなをちゃんと見ていてくださっていると思います」

伊藤「そう言っていただけるのはありがたいですね」

――他人にはこう思われているけれど、「実は私○○なんです」というギャップはありますか?

愛希「今も言われたように、私の第一印象ってしっかりしていると思われがちなんです。宝塚出身というのもあるかもしれないですが、全くそんなことはなくて。役も割とそういうしっかりした人の役が多いんですよ。でも、私は本当に抜けてる人なので…。一応、ちゃんとするんですけど、伊藤さんがおっしゃったみたいに変で、よくその辺はギャップと言われます。だから、第一印象とは違うと思います」

弓木「私は、とても元気な人という風に思われがちです。思ったこととか気持ちとか、いっぱい言葉が口から出ちゃったりするからかもしれませんが、実は休日は家から全然出ないし、ずっとアニメとか動画サイトを見ていたりします。そういうところが、ファンの人からしてもギャップなんじゃないかなと思います」

伊藤「僕は、ギャップが欲しいかな。ギャップないねと言われます。でも、初めて会う人に言われるんですけど、ずっと外でご飯を食べていそうとか、外食ばっかりしていそう、あまり家にいなそうって言われるのですが、家で料理もしますし割と家庭的です。料理もしなさそうと割と思われがちですけど、意外とそうでもないかなと思っております」

――これまでの人生で、忘れられない出来事や、ターニングポイントになったのはどんなことですか?

愛希「私は宝塚に入ったことです。子供の頃からの夢だった宝塚に、まさか合格できるとは思っていなかったけど、ありがたいことに合格させてもらって、それはもう人生のターニングポイントになりましたね。その時の経験は考え方が変わっただけでなく、環境も何もかもが変わった。その頃は考える暇もなく、とにかく忙しい毎日を過ごしていたのですが、まさかそんなことになるとは思いもしなかったです。宝塚に合格した時の光景は一生忘れられないですし、頑張った時期を思い出だすと、初心にかえって頑張れます」

弓木「私も乃木坂46に合格した時です。家族がすごく多くて11人で住んでいるので、安定した職業に就いた方がいいんじゃないかと思って夢を諦めかけた時期もあったのですが、両親から私の好きなようにやっていいよと言われたことがあり、私の中では諦めなくてよかったなと思いますし、乃木坂に入ってよかったなと思っています。自分自身が強くなれたし、家族のためにもなったなと。今でも、家族の存在がモチベーションです。乃木坂に入ってからもターニングポイントが何度もあるのですが、一番は入った時かなと思います」

伊藤「地元に仲のいい友達がいるんですけど、彼らと出会ったことは結構大きくて、未だに一番会うのは地元の友達です。そんなに僕は強く思うタイプじゃないですけど、同業の友達だと、お互いライバル視してしまったり、若干そういうことがあったりする場合もありますが、幼なじみとかは当時のまま、何の利害もなく会えるし、いい意味でその頃の感じに戻れるというのもあって、自分自身を失わないでいられるんですよね。自分のコンパスみたいな、ここがあるから自分の本質の部分がぶれずに原点に戻れるというか、彼らと出会った16~18歳の経験は大きいかなと思います。今もよく会って、一緒に遊びます」

伊藤健太郎(いとう・けんたろう)

1997年6月30日生まれ。東京都出身。2014年、ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系)で俳優デビュー。24年、NHK大河ドラマ「光る君へ」で演じた双寿丸役が話題に。

愛希れいか(まなき・れいか)

1991年8月21日生まれ。福井県出身。2009~18年まで、宝塚歌劇団に在籍。退団後、女優としてさまざまな作品に出演。25年は、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に朝顔役で出演する。

弓木奈於(ゆみき・なお)

1999年2月3日生まれ。京都府出身。20年、乃木坂46の4期生として活動を開始。ドラマ「今日から俺は!!」(18年、日本テレビ系)と、映画「今日から俺は!!劇場版」(20年公開)では、弓木昌子役を好演。

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