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柔道混合団体 “代表戦ガチャ”にSNS「忖度ルーレット」「ズルーレット」不満収まらず 一二三の判定には「柔道じゃなくてJUDOレスリング」

iza(イザ!) 2024年8月5日 15時18分

パリ五輪の柔道の最終種目、混合団体の決勝が3日(日本時間4日)に行われ、日本はフランスと対戦。3勝4敗で銀メダルに終わったが、ネットでは代表戦の抽選方法に不快感を覚える人からのコメントが殺到。試合が終わって1日経過した5日も不満は収まらず、ネットで話題となっている。

混合団体は階級の異なる男女3人ずつの計6人で競われ、各階級で争い4勝したチームが勝利となる。3勝3敗で並んだ場合はポイント差で勝敗を決めるが、それでも同点の場合は、抽選で選ばれた階級の選手同士による代表戦で決着をつけるルールとなっていた。

決勝戦は日本が初戦の男子90キロ級で村尾三四郎が一本勝ちするなど、優位に進めた日本が3勝1敗と王手をかけると、男子73キロ級で阿部一二三が登場。一つ階級が上のガバと死闘を繰り広げ、延長戦に突入したが8分52秒にすくい投げで一本を奪われた。さらに高市未来も延長に持ち込みながら勝利を逃し3勝3敗のタイとなり、勝負は代表戦に持ち込まれた。

代表戦の抽選はデジタル方式の「スロット形式」で行われるが、大型スクリーンに映し出されたのは「+90kg」。言わずもがな、フランスの絶対的王者で「英雄」と呼ばれる、テディ・リネールがエントリーしている階級だ。

この抽選にSNSは大荒れ。代表戦の最中からX(旧ツイッター)には「フランスの柔道」「出来レース」「柔道の抽選」「+90キロ」「代表戦の抽選」「フランス有利」「ルーレット」「デジタル抽選」「フランス嫌い」といったワードがトレンドに殺到。特に「世紀のヤラセ」「本当に抽選?」「出来レースだろ」「やっぱりそうなるね。フランス有利な抽選は疑問しかない」「ルーレットは八百長の如く+90だった」「公平性を微塵も感じない抽選」「ズルーレット」と不快感を覚える声が続々と寄せられた。またロンドン五輪の競泳銀メダリスト、入江陵介さんも自身のXで「柔道団体悔しすぎる…。あのルーレット桃鉄やん。サイコロとかカードとかリアルに見える形にして欲しい」と指摘すると、SNSにも「デジタル抽選は闇」「ダーツの方がいい」「透明で中身が見える抽選箱がいい」と抽選方法の改善を求める声が集まった。

一方で、一二三の敗戦にも疑問を感じる声も殺到。延長に突入した時点でガバは指導を2つ受けていたため、次に指導が出れば反則負けとなるところだった。それでもなかなか攻めようとしないガバに指導を出さない審判に対する不満が続出。さらに勝負を決めたすくい投げもタックルのように見え「柔道じゃなくレスリング」「吉田沙保里の技に似ていた」「柔道じゃなくてJUDOレスリング」といったコメントが散見された。

代表戦はリネールと斎藤立が対戦。延長戦までもつれこんだが、最後はリネールの前に1本負けし、2大会連続銀メダルに終わった。敗れた斎藤は「すみませんでした。。代表戦でもう一度チャンスをもらってやらせてもらったのに悔いが残る」と後悔を口にしていた。


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