俳優の藤岡真威人が主演を務める連続ドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第2話が29日深夜に放送され、北倉先生役で出演する声優の宮野真守が初登場。いきなりクセのある顔芸を披露してSNSで話題になった。
「電影少女」や「I”s」で知られる漫画家、桂正和さんの連載デビュー作で、1983~85年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された「ウイングマン」。特撮オタクの高校2年生、広野健太(藤岡)が、悪の手を逃れて異次元世界からやって来た不思議な少女、アオイ(加藤小夏)と出会い、彼女が持っていたドリムノートに、自分が空想したヒーロー、ウイングマンを描いたことから変身能力を手に入れてしまう物語で、作品生誕40周年を記念して実写ドラマ化される。宮野は、健太が通う高校に赴任してきたイケメンの新任教師を演じる。
この日の終盤に描かれた学校でのシーンで、ベテラン教師が松岡先生(映美くらら)を呼び止め、着任したばかりの北倉を紹介。青いスーツ姿の北倉が「よろしくお願いします」と丁寧にあいさつすると、松岡もどこかうれしそうに「よろしくお願いします!」とほほ笑んだ。女子生徒たちはあっという間に北倉を取り囲み、そのイケメンぶりに「キャー、キャー」と黄色い声。この光景にベテラン教師が「いい男だからなあ」と笑うと「先生はね、ピアノがすごいんですよ~」と北倉の特技を紹介した。照れ笑いを浮かべる北倉に、松岡は「知的…」とうっとり。女子生徒たちからは「先生って彼女いるんですか?」といった質問が飛んだ。
いきなりのモテっぷりを目の当たりにした健太の親友、福本智夫(丈太郎)は「女子のテンション高いな~。まあ、確かにイケメンだな」と納得。健太も「うん」と同調したが、それまで笑顔を振りまいていた北倉は、どこか意味深に健太のことを遠目からジロリと睨んだ。
その後、薄暗い教室に置かれたピアノに向かった北倉は、「さあ、コンサートの開幕だ…」とつぶやき、早いテンポでピアノを弾き始めた。すると突然、まるで学校中が怪しい空気に包まれたかのように、生徒たちが苦しそうに頭を抱えながら、あちらこちらで取っ組み合いが勃発。北倉は自分の演奏に酔いしれるようにピアノを弾き続けた。このカオスな状況に、健太の“いとこ”として学校に編入してきたアオイは、健太に「間違いなくディメンションパワー(次元や物体を操ったり、人の記憶を操作する能力)ね。でも、ここまでの力を出せるのは、やっぱりあいつが来てる。キータクラー」とつぶやいた。ピアノを一気に弾き終わった北倉は、不気味な表情で窓の外を見つめた。
第2話から登場した宮野に、彼のファンは「宮野真守さんきたぁ!」「顔出しのマモ、キターっ!」などと大興奮。そのモテっぷりにSNSが「女子にキャーキャー言われてるイケメン(公式)北倉先生」「高身長でイケメンで声がエグいとか、どんだけだよ、キータクラー先生w」などと盛り上がった。
また、不穏な雰囲気も好評で、「ずっと爽やかスマイルしてると思ったら、何あの顔ー」「宮野さん! なんか怪しい感じ」「明らかに悪役でわろてる」との声や、得意の“顔芸”に「この先生顔がうるさいよw」「顔はもちろんピアノまでうるさかった」「宮野さん流石の存在感!」といった感想もあった。
≪番組概要≫
【タイトル】ドラマチューズ!「ウイングマン」
【放送日時】毎週火曜深夜24時30分〜25時00分