現在放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で「語り」を務める女優の尾野真千子が19日に放送された情報番組「あさイチ」（総合）に生出演。視聴者から「最後の方に出演希望してます」というメッセージを受けると、カメラに近寄りながら「まさかの～」と述べ、スタジオの爆笑を誘った。
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。尾野はそのドラマでナレーションを務め、主人公の佐田寅子（伊藤沙莉）の心情などをコミカルに表現する演出が話題になっている。この日、「あさイチ」のプレミアムトークに出演した尾野は、視聴者からのメッセージが紹介される最後のコーナーで「（『虎に翼』の）最後の方で尾野真千子さん登場！ を望んでいる」という声が紹介されると、「おー、どうかな」と反応。さらにカメラ目線になり、「まさかの～」と言いながらカメラに近寄ってみせた。
一方、この日の番組では、東京・上野でたむろしていた戦争孤児たちのリーダー的存在だった島田道男を演じる俳優の和田庵と、2021年に公開された映画「茜色に焼かれる」で親子役を演じたことも紹介された。当時14歳だった和田が17歳に成長した姿に尾野は「大人になっちゃって」と感慨深げ。また和田がVTRでメッセージを寄せ、その映画の撮影が神社で行われた際、尾野のセリフの迫力で周辺にいたたくさんの鳥が一斉に飛び立ったことを明かした。和田が「そういうところで尾野さんにしかない魔力のようなものが役に宿っている。セリフひとつひとつ」と述べると、尾野は頭を抱えて笑った。