プロ野球、ヤクルトの球団公式マスコット、つば九郎が2日、自身のブログを更新。同日、本拠地・神宮球場で引退試合を迎える青木宣親外野手への思いを明かした。
「ときはきた。」と題して更新されたブログには、冒頭、「ねたくなかった。おきたら10がつ2にちになるから。なんてね～」と冗談を交えながら青木の引退試合当日を迎えた心境を報告。発表からこれまで、チーム最年長の石川雅規投手に相談しながら、さまざまなアイディアを考えてきたと明かし「えおきくんから『さいごは、どはでにいこう！』と、いわれたことをおもいだす」と振り返った。続けて「かくきゅうじょうで、びじたーなのに、えおきくんは、みんなにおくりだしてもらい、えがおでした。さぁ、いよいよじんぐうきゅうじょうだ！ たのしんで、わらって、たくさんのおもいでをつくりたい！」などと意気込みを吐露。そして最後に「のり、いくぞ！！！ さちあれ」と力強く鼓舞した。
青木は9月13日に今シーズン限りでの現役引退を発表。18日に1軍に出場選手登録され、敵地でも相手チームの選手、ファンから21年間のプロ生活の労いを受けた。そしてこの日、引退試合に「1番・中堅」で出場。試合前には親交の深いロックバンド「GLAY」のギタリスト、TAKUROが国歌演奏を行うほか、多くの球界関係者などからの花が球場を埋め尽くした。
つば九郎のメッセージにネットユーザーからは「私も寝たくなかった」「最高の勇姿、目に焼きつけます」「私もつばちゃんと同じ気持ちで夜を過ごした」「朝から泣きそう」と寂しがる人や、「寂しいけど、盛り上げていい試合にしましょう」「最後まで思い出いっぱいつくって」といったポストが続出。またブログ公開が9時23分1秒と青木の背番号にちなんだ時刻だったことに気づいたファンからは「アップ時間が（背番号の）23と1。つば九郎の溢れる思いを感じた」「更新時間にウルウル」といった声が寄せられた。