現在放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの佐田寅子役を演じている女優の伊藤沙莉が6日に放送された情報番組「あさイチ」（総合）に生出演。寅子の亡き夫、優三役で出演した俳優、仲野太賀に「ポルシェ乗ってて」などと「クレーム」をつけ、ドラマファンを楽しませた。この日X（旧ツイッター）では「新宿の病院」「優三さん」というワードがトレンド入りした。
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。伊藤はこの日、「あさイチ」金曜恒例のプレミアムトークのゲストとして出演した。伊藤は8月31日にクランクアップし、ドラマは27日に本編が最終回を迎える。
優三はドラマ前半で出征。その後、寅子の実家に死亡通知書が届いた。優三が出征し、別れ際に2人が変顔し合うシーンは多くの視聴者の涙を誘い、SNSで「朝ドラ史上屈指の名シーン」などと話題になった。そんな優三を演じた仲野は、出演終了後も視聴者の一人として寅子の活躍を見守っていたとし、星航一（岡田将生）と寅子が結ばれる展開には「複雑な感情」を抱いたという。当時について仲野は「（テレビを見ていて）泣きながら笑っている俺が映っていて。良かったなと思った。そういう意味では祝福しているんだと思います」とコメント。すると伊藤は「病院行っても忘れないでくれてうれしかったです」と爆笑し、「みんな病院行っちゃうんですよです。（仲野演じるキャラが）ポルシェ乗ってて」とクレームを入れた。これにMCの博多華丸が「生まれ変わりですね」とすかさず反応した。
仲野は現在放送中の連ドラ「新宿野戦病院」（フジテレビ系）に出演しており、主人公の1人、高峰亨を好演している。亨は、優三とは真逆のチャラいキャラクターで、その“ギャップ”で多くの視聴者を楽しませている。「新宿野戦病院」は「虎に翼」のキャストが多数出演している連ドラとして知られ、11日放送の最終回を前に、仲野を含む9人の「転生者」が登場し話題になっている。