Infoseek 楽天

橋本環奈「私もギャルだな」と痛感 新納は神戸の誇り「僕だから注入できる」と自信 24年度後期朝ドラ「おむすび」神戸ロケ取材会

iza(イザ!) 2024年8月21日 17時9分

9月30日から放送される、2024年度後期のNHK連続テレビ小説「おむすび」の取材会が21日、兵庫県内で行われ、主演を務める女優の橋本環奈、ヒロインが暮らす神戸でかかわる緒形直人、新納慎也が撮影中の様子や作品にかける思いについて語った。

本作は「どんな困難も明るくたくましく乗り越える」をモットーとする平成時代のギャル、米田結(橋本)が、福岡・神戸・大阪を舞台に、人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を「食の知識とコミュ力」で解決しながら、縁・人・時代といった目には見えない大切なものを次々とむすんでいく平成青春グラフィティー。緒形は靴店を営む靴職人、渡辺孝雄、新納は神戸市役所の職員、若林建夫を演じる。

神戸編は、幼少期を神戸で過ごしたヒロインが阪神・淡路大震災で被災したのをきっかけに福岡・糸島に移住。しかし高校卒業のタイミングで再び家族で神戸に戻り、栄養士を目指して学び始める物語が描かれる。今回、1995年に起きた阪神・淡路大震災からの復興が描かれることに、橋本は「朝ドラを見ているみなさんが明るく、楽しく1日を始められるようにという気持ちもありつつ、震災のことを軽々しく口にすることではないので、そこに寄り添って撮影をできるように大切に演じさせていただいてます」と気を引き締めた。また平成の「ギャルカルチャー」を演じることに注目が集まっているが、見た目よりも「好きなことを貫くことがギャルだとずっと言っています。好きなことを貫く、他人の目を気にしないというかっこいい姿、自分らしく生きることがギャルらしいと思っているので、そういう意味で言うと、私も自分らしくやれているのでギャルだな」と共感していた。

またプライベートでも神戸に来る機会がほとんどなかった橋本だったが、すでに食事のおいしさや地元の方々の温かさに触れ、すっかり神戸が気に入った様子。印象に残ったシーンとして卒業式に袴を着用した場面を挙げ「ポートタワーとかすごく景色のいい港で撮影させていただいて楽しかった」と喜んでいた。

また神戸出身で、震災当時大学生だった新納は、大阪府内で震災を経験。当時は前に進むことしか考えず、ショックを感じていなかったが、2011年の東日本大震災を機に「すごくショックを受けて、その時にこれが(震災当時に)僕の負った傷なんだと気がついた」と振り返った新納。「がんばろう神戸」を合言葉に急速に復興を遂げた故郷を「誇り」と表現したうえで「今の僕だから役に注入できる誇りがあると思う。(東日本大震災や能登半島地震などで)被災した方々が朝ドラで神戸を見て、復興したんだから大丈夫と前に進めるという元気をもらっていただければ」とドラマの意義をアピールした。震災で大きな被害を受け、心に深い傷を負っている渡辺を演じる緒形も「この先どう光が見えるのか、そのままなのか何か、そういうところをも感じていただけるように、丁寧に演じていきたい」と意欲を述べていた。


この記事の関連ニュース