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横浜流星「スピーディーで痛快なエンタメ」「知られていない人物だから先入観なく見ていただけるのでは」 NHK大河ドラマ「べらぼう」記者会見速報

iza(イザ!) 2024年12月16日 13時49分

NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(1月5日スタート、初回15分拡大)の初回試写会と記者会見が16日、都内で行われ、主人公の蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)を演じる俳優の横浜流星が、脚本を担当する森下佳子さんらとともに出席し、初回を見た感想や、役柄への取り組み方、作品に込める思いなどについて語った。

天下泰平、文化隆盛の江戸時代中期を舞台に、親なし、金なし、画才なし…ないない尽くしの生まれから歌麿、北斎、山東京伝、滝沢馬琴を見いだし、写楽を世に送り出して“江戸のメディア王”として時代の寵児となった快男児「蔦重」こと、蔦屋重三郎の波乱万丈の物語。

初回を視聴した感想について、横浜は、「撮影中から感じていましたが、新たな大河ドラマになっています。合戦はありませんが、これから商いの戦いが繰り広げられますし、色濃い人間ドラマが描かれていて、スピーディーで痛快なエンターテインメント作品になっていると思います」とコメント。「自分の中でも挑戦することばかりで、皆様にどういう感じでいただけるのかがすごく楽しみ。(蔦重が)あまり知られてない人物だからこそ、先入観なく見ていただけるでしょうし、町人ですので、見てくださる方々が身近に感じて共感していただけると思います。これから1年、この作品と登場人物を愛していただければ」と述べた。

また、コロナ禍の最中に今作の出演が決まったことに触れ、「エンタメのすばらしさを蔦重を通して伝えられたら」との思いもあったと明かしたうえで、「エンタメ業界の人たちにも勇気を与えたい」と力を込めた。

格闘家としての顔も持ち、戦隊ヒーロードラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」への出演でも知られるほか、昨年公開された映画「春に散る」で主人公のボクサーに扮するなど、キレのいいアクションが持ち味の1つである横浜。今作でのアクションの見せ場について問われると、「蔦重弱いんで、やられっぱなしです。アクションはないです」ときっぱり断言して会場を笑わせた。

森下さんは、「台本はよく、みんなが作業するための台、設計図だと言われますが、今回は設計図というより、もはや種で、出来上がったものは森だったという印象」と初回の出来栄えを絶賛。キャストスタッフ一丸となった完成度に、自分の頑張りが足りないのではないかという気になったとのことで、「もっと頑張ろうと思いますので、皆さん1年応援よろしくお願いします」と意気込みを新たにしていた。

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