俳優の神木隆之介が主演する連続ドラマ「日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』」(TBS系)の最終回(第9話)が、22日夜9時から2時間スペシャルで放送されることが分かった。また、物語の鍵を握るスペシャルゲストとして、俳優の滝藤賢一と麻生祐未の出演が決定した。
1955年からの石炭産業で躍進した長崎・端島(通称・軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の壮大な物語。完全オリジナル作で、戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。脚本を野木亜紀子さん、監督を塚原あゆ子さん、新井順子さんがプロデュースを担当。神木が端島の炭鉱員の家で生まれ育った鉄平と、現代の東京に生きるホストの玲央の一人二役に挑んでいる。
15日に放送された第8話のラストでは、いづみ(=朝子、宮本信子)の孫、千景(片岡凜)がオークションで8ミリフィルムなどが入った端島の貴重品を落札したが、出展者からキャンセルの申し出があり文句を言おうと電話をすると、古賀と名乗る、両親が端島に住んでいたという男性が登場する。この男性は姿を消した鉄平の真相を知っているのか-。70年の壮大な物語を締めくくるラストスパートに向け、鍵を握るその男性を滝藤が演じる。
また、最終回で鉄平を知る人物として麻生の出演も決定。麻生は長崎市出身ということもあり、番組からの熱烈オファーで出演が実現した。2人の新たな登場人物から何が語られるのか、最後まで見逃せない。
最終回あらすじ
いづみから、鉄平は亡き兄の内縁の妻、リナ(池田エライザ)と駆け落ちをしたきり消息を絶ったと告げられた玲央。さらにいづみは玲央に、2人が消えた“あの夜”のことを語り始める。1965年3月。新区域から石炭が出たことで息を吹き返した端島では、本格操業へ向けて張り切る鉄平の姿が。しかし、鉄平がリナの息子、誠の通院のために度々リナと長崎へ渡っていたことで、島民たちの間では2人の仲を疑うよからぬ噂も立っていた。幼なじみの賢将(清水尋也)からそのことを聞き、すぐに否定する鉄平。しかしその裏で鉄平はリナと、誰にも言えないある秘密を共有していた。
そんなある日、朝子(杉咲花)は良好な関係を築いていた鉄平から「話がある」と呼び出される。しかし約束の夜、仕事を終えた朝子のもとに、鉄平が姿を見せることはなかった。鉄平と朝子の運命が分かれた“あの夜”、一体何が起こったのか。さらに、いづみが持っていた10冊の鉄平の日記には、大きな秘密がまだ隠されていた。黒く塗り潰された字、破かれたページの本当の意味。そんな中、玲央といづみは再び長崎を訪れる。そこで2人が知ることとなる鉄平の思いとは。70年の時を超え、愛と青春と友情、そして家族の物語がついに、結着する。
■番組概要
[タイトル] 日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』最終回2時間 SP
[放送日時]12月22日(日)よる9:00~10:50(56分拡大)