女優の市川実日子が主演を務める、連続ドラマ「ホットスポット」(日本テレビ系、日曜後10・30)の第5話が9日、放送される。
2023年に放送された「ブラッシュアップライフ」(同局)チームと、同作の脚本を担当したバカリズムが再結集した新作。「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」というテーマで、小さな田舎町の平凡な日常と、宇宙人というファンタジーが融合した物語が展開されている。
「ホットスポット」第4話振り返り
スーパーに行った遠藤清美(市川)が、中学の同級生、岡田綾乃(木南晴夏)とバッタリ鉢合わせた。買い物を済ませた2人が店を出ると、綾乃が乗ってきた電動自転車が何者かに盗まれており、綾乃は怒り心頭で警察に被害届を出しに向かう。職場のホテルに出勤した清美は、同僚で宇宙人の高橋孝介(角田晃広) に、能力を使って綾乃の自転車を取り戻してほしいと頼んでみたものの、高橋は面倒くさがって応じなかった。
その夜、客室のシャワーのお湯が出なくなるトラブルが発生。清美は高橋に説明書を渡して、直してほしいと頼むが、「頭脳系の能力の副作用はハゲる」という理由で断られてしまう。さらに、301号室の客、安川瑛人(吉村界人)から30分以内に直らなければ宿泊代を全額返金しろと苦情を受け、恋人を黙って連れ込んで1人分の宿泊代をごまかそうとしていた安川に怒りを覚えた綾乃は意地になり、給湯設備の説明書を見ながら直してしまった。自力で問題解決に至った清美に、高橋は体力系の問題であれば協力すると約束した。
翌日、宿泊客の受験生、上村貴博(萩原護)が、部屋に受験票を忘れて試験会場に向かってしまった。清美からのお願いを受け、バスで移動中の上村の後を追っていた高橋は、途中でコンビニ強盗に遭遇。困っていた店員から防犯用のカラーボールを受け取ると、能力を使って数百メートル先に見える自転車で逃走中の強盗犯に命中させた。その後、上村に受験票を届け、無事にミッションは完了。偶然にも、逮捕されたコンビニ強盗が乗っていたのが綾乃の自転車で、盗難事件も一挙に解決した。
一方、ホテルではフロント係の磯村由美(夏帆)が、高橋が能力で曲げた10円玉を発見。そして謎の2人組が、町にやって来た。
「ホットスポット」第5話あらすじ
清美、中村葉月(鈴木杏)、日比野美波(平岩紙)の幼なじみ3人組は、いつも通り地元の飲食店に集合するも、観光客が増えたせいか店の前には行列が。仕方なくファミレスに移動した3人は、ドリンクバーで粘りながら、地元の店に繁盛してほしくないと思う“常連のエゴ”について気ままに語り合う。
そんな清美たちの町に、日テレのバラエティー番組「月曜から夜ふかし」のカメラがやってきた。2月23日の「富士山の日」にちなみ、富士山の麓で暮らす人々の「個人的ニュース」を集めようとするディレクター、岸本祐馬(池松壮亮)と松崎将吾(前田旺志郎)は、ショッピングモールで地元の人にインタビューし始める。
取材を受けた綾乃の娘、りつ(原春奈)が「すごい速い人がいた」と高橋のことをポロリ。岸本と松崎は「子どもの言うことだから」と一旦は聞き流すものの、その後も超人的な身体能力を持つ男の目撃情報が続々と出てくる。
一方、清美は由美から「すごいもの見つけたんですよ」と曲がった10円玉を見せられる。「小野寺くん宇宙人説」を唱える由美は同僚の小野寺充(白石隼也)の仕業だと思い込む。宇宙人のうわさが急速に広まるなか、清美と高橋に予想もしない危機が迫る。