米テネシー州東部に住むTikTokユーザー「melmelll7197(以下、メルさん)」が先月24日、「クマの奴め! 私たちの今晩の夕飯を食べやがった!」と言葉を添えて動画を投稿したところ、様々なコメントが寄せられ、物議を醸している。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
先月、テネシー州のガットリンバーグの森に隣接する裏庭に2頭のクマが現れた。当時の様子はカメラが捉えており、裏庭には丸テーブル、木製の椅子数脚、ガス式のBBQグリルが置かれているのが見て取れる。
するとカメラは、グリルのそばで鼻を突き出し、匂いを嗅いでいる大型のクマにズームインした。クマが立ち上がり、右前足でグリルの蓋を無理やり押し上げ、鉄板の上に並べられた10枚のハンバーグのうちの1枚をぺろりと舐めるのが分かるのだった。
ハンバーグの表面はまだ赤いが、クマは鉄板上に右前足を載せ、御馳走にありつこうとして前のめりになっている。しかし鉄板が熱いのか、すぐに足を引っ込め、手前にあるハンバーグから次々と平らげている。
そして中央に数枚のハンバーグが残ると、今度はグリル側面から体を乗り出し、見事10枚を完食した。
ところがこのクマ、ハンバーグだけでは物足りなかったようで、炭酸飲料「ダイエット・コーク」のアルミ缶を見つけて歯で潰し、中身を味わっていた。
ちなみにこの動画の背後では、ケラケラ笑ったり、「オーマイガー」という声があがっており、人々はすぐ近くにいたようである。動画の反響は大きく、日本時間19日までに2890件以上の様々な声が寄せられているので、その一部を紹介したい。
「ハンバーグ10枚を一気に食べて、ダイエット・コークで流し込む! そんな人を知ってるわ!」
「大きなクマは全部自分だけで食べちゃったわね! 欲張りね。」
「体が小さいクマはクッキーを食べているようだぞ。」
「鉄板で舌を熱傷したみたいだけど?」
「足の裏も熱傷したのではないかと心配してるよ。」
「こんな動画を見ていると、都市に住んでいてよかったと思うわ。」
「これだからうちのグリルは2階にあるのよ。」
「グリルって、あんなに簡単に曲がるものなの?」
「あれだけ大きなクマになると窓だって壊す。怖いんだよ。」
「人を襲わなかっただけ、良かったと思わないと。」
「グリルはオンになっていないわよ。点火スイッチを見てごらんなさいよ! 家族は片面だけ焼いてクマをおびき寄せ、動画を撮ったのよ。」
「餌を与えられたクマは死んだも同然。あなたたちはあの瞬間を楽しんだだろうけど、クマは手痛い代償を払うことになる。あなたたちの不注意のせいでね。」
「わざとやったのか、たまたまこうなってしまったのかは分からないけれど、無責任すぎる。こういう行動が、結局は人間の安全を脅かすことになるんだ。」
なおテックインサイト編集部では、メルさんに当時の実際の状況について話をうかがうべく取材を申し込んでいる。
ちなみに米サウスカロライナ州の州立公園では、クマが人間に慣れ過ぎるのを避けるため、ペイントボールガン(クマ対策のがん具銃)を使用することがあるそうだ。秋の狩猟の時期になると、人を恐れないクマは人間に簡単に殺されてしまうからだという。
画像は『Mel Mel 2023年9月24日付TikTok「Damn bears ate our dinner tonight」』『New York Post 2023年9月27日付「Mother bravely shields her son as bear leaps on picnic table to devour tacos and enchiladas」(ANGELA CHAPA via REUTERS)、2023年6月17日付「Massive bear breaks into Colorado home, devours pork chops: video」』『CNN 2023年6月3日付「Bear destroys 60 cupcakes after breaking into Connecticut bakery」(Courtesy Taste by Spellbound)』『Jim’s Ky outdoors 2022年8月19日付TikTok「When bears like your pizza more than you,」』『ABC7 2021年11月1日付「Caught on video: Bear breaks into Sierra Madre home, eats KFC on kitchen counter」(JOHN HOLDEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
先月、テネシー州のガットリンバーグの森に隣接する裏庭に2頭のクマが現れた。当時の様子はカメラが捉えており、裏庭には丸テーブル、木製の椅子数脚、ガス式のBBQグリルが置かれているのが見て取れる。
するとカメラは、グリルのそばで鼻を突き出し、匂いを嗅いでいる大型のクマにズームインした。クマが立ち上がり、右前足でグリルの蓋を無理やり押し上げ、鉄板の上に並べられた10枚のハンバーグのうちの1枚をぺろりと舐めるのが分かるのだった。
ハンバーグの表面はまだ赤いが、クマは鉄板上に右前足を載せ、御馳走にありつこうとして前のめりになっている。しかし鉄板が熱いのか、すぐに足を引っ込め、手前にあるハンバーグから次々と平らげている。
そして中央に数枚のハンバーグが残ると、今度はグリル側面から体を乗り出し、見事10枚を完食した。
ところがこのクマ、ハンバーグだけでは物足りなかったようで、炭酸飲料「ダイエット・コーク」のアルミ缶を見つけて歯で潰し、中身を味わっていた。
ちなみにこの動画の背後では、ケラケラ笑ったり、「オーマイガー」という声があがっており、人々はすぐ近くにいたようである。動画の反響は大きく、日本時間19日までに2890件以上の様々な声が寄せられているので、その一部を紹介したい。
「ハンバーグ10枚を一気に食べて、ダイエット・コークで流し込む! そんな人を知ってるわ!」
「大きなクマは全部自分だけで食べちゃったわね! 欲張りね。」
「体が小さいクマはクッキーを食べているようだぞ。」
「鉄板で舌を熱傷したみたいだけど?」
「足の裏も熱傷したのではないかと心配してるよ。」
「こんな動画を見ていると、都市に住んでいてよかったと思うわ。」
「これだからうちのグリルは2階にあるのよ。」
「グリルって、あんなに簡単に曲がるものなの?」
「あれだけ大きなクマになると窓だって壊す。怖いんだよ。」
「人を襲わなかっただけ、良かったと思わないと。」
「グリルはオンになっていないわよ。点火スイッチを見てごらんなさいよ! 家族は片面だけ焼いてクマをおびき寄せ、動画を撮ったのよ。」
「餌を与えられたクマは死んだも同然。あなたたちはあの瞬間を楽しんだだろうけど、クマは手痛い代償を払うことになる。あなたたちの不注意のせいでね。」
「わざとやったのか、たまたまこうなってしまったのかは分からないけれど、無責任すぎる。こういう行動が、結局は人間の安全を脅かすことになるんだ。」
なおテックインサイト編集部では、メルさんに当時の実際の状況について話をうかがうべく取材を申し込んでいる。
ちなみに米サウスカロライナ州の州立公園では、クマが人間に慣れ過ぎるのを避けるため、ペイントボールガン(クマ対策のがん具銃)を使用することがあるそうだ。秋の狩猟の時期になると、人を恐れないクマは人間に簡単に殺されてしまうからだという。
画像は『Mel Mel 2023年9月24日付TikTok「Damn bears ate our dinner tonight」』『New York Post 2023年9月27日付「Mother bravely shields her son as bear leaps on picnic table to devour tacos and enchiladas」(ANGELA CHAPA via REUTERS)、2023年6月17日付「Massive bear breaks into Colorado home, devours pork chops: video」』『CNN 2023年6月3日付「Bear destroys 60 cupcakes after breaking into Connecticut bakery」(Courtesy Taste by Spellbound)』『Jim’s Ky outdoors 2022年8月19日付TikTok「When bears like your pizza more than you,」』『ABC7 2021年11月1日付「Caught on video: Bear breaks into Sierra Madre home, eats KFC on kitchen counter」(JOHN HOLDEN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)