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【エンタがビタミン♪】吉本NSCの入学者数がここ数年で急増 「全く無名でもライブ配信で稼げる」ことも要因か

TechinsightJapan 2023年10月20日 13時48分

吉本総合芸能学院(通称・NSC)の入学者数が、ここ数年で増加傾向にあるという。かつては東京・大阪で合計千人ほどの入学者がいたが、一時は半数近くにまで落ち込んだとのこと。なかなか回復しなかったため、関係者は危機感を募らせていたようだ。

18日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京)にゲスト出演したマヂカルラブリーの村上は、あまりにもNSCの入学者数が減っていると聞き、「芸人になる人がいなくなっているのかなぁ」と寂しく思っていた時期があったそうだ。相方の野田クリスタルも「(NSCが)潰れるんじゃないか」と心配だったらしい。同番組で紹介されたデータによると、2003年をピークに入学者が減り始め、2015年から5年間は600~700人とピーク時の半分にまで落ち込んだ。村上は「YouTuberがもてはやされていた時期なので、お笑いの学校に行かなくても稼げるし、人気者になれるから」と、そちらに流れてしまったのではないかと分析している。



これまで吉本の若手芸人は劇場出演料が安く、アルバイトを掛け持ちでしなければ生活できない者が大勢いた。しかし2021年元日に行われた無観客配信イベント「マヂカルラブリーno寄席」のチケットが1万7000枚を売り上げ、吉本興業のライブ配信売上枚数歴代1位を記録し「お笑いライブの新境地を開拓した」と話題になってから、吉本は劇場のライブ配信に力を入れ始めた。有名芸人が出演しない若手によるランキングシステムの劇場のライブもチケットの売り上げが好調で、全く無名でも配信で月に30万円ほど稼いでいる芸人もいて「自分たちの時ではあり得ない」と鬼越トマホークの金ちゃんが驚いていたものだ。一時期、芸人を目指す若者には「吉本に来ない方がいい」と伝えていたが、今は自信を持って吉本に所属するように勧められると話していた。



また、今年6月15日公開のYouTubeチャンネル『動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】』“納言幸のやさぐれ酒場”にゲスト出演したタイタン所属・ウエストランドの井口浩之は、あまりテレビに出ていないような吉本の若手芸人が『M-1グランプリ2022』で優勝した自分たちと同じくらいか、それ以上の収入を得ていると不満を語っていた。現在の吉本芸人は収入面で大変恵まれており、自社劇場を複数持つ事務所の強みを改めて実感しているのだ。



NSCでは2021年春から講師としてNON STYLEの石田明を迎え、ゲスト講師にはミルクボーイや野田クリスタルなど現役で活躍する漫才師が務めていることも大きな目玉になっているという。2023年のNSC東京・大阪の入学者数は20年ぶりに1200人を突破しており、「芸人を目指すなら吉本へ」と考える若者がこれからも増えそうな気配である。

画像2枚目は『あちこちオードリー【水曜よる11:06テレビ東京系列】 2023年10月11日付X「本日の放送もありがとうございました!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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