今から4年前、摂食障害を告白したインフルエンサーの女性(29)に対し、「これまでで最も痩せている」「命が危ないのではないか?」という声が相次いでいる。懸念の声は地元警察にまで寄せられているようだが、女性を良く知る人は「健全な精神を保っている」と主張しているという。
米マサチューセッツ州出身のユージニア・クーニーさん(Eugenia Cooney、29)は、TikTokのフォロワー数260万人、YouTube登録者数215万人、Instagramのフォロワー数70万7千人のインフルエンサーとして知られている。
ユージニアさんが最初にSNSを始めたのは2011年のことで、「YouNow」「YouTube」「Twitch」などを利用して自身のライフスタイル、コスプレ、ダンス、メイクのチュートリアル動画などを数多く投稿して人気を得た。
ところが2015年頃、ファンからユージニアさんの痩せ細った身体を心配する声が寄せられるようになり、2019年にSNSの休止を宣言するとリハビリ施設に入所した。そしてその年の7月、米YouTuberシェーン・ドーソンの番組に出演して復帰を果たし、摂食障害であることを初めて認めていた。
そうして一度は健康状態が回復したユージニアさんだが、しばらくすると再び体重が減り始め、周囲から「細すぎる身体をSNSで晒すことは、若い年齢層に与える影響があまりにも大きい」という声があがり始めた。そのため2021年には、「SNSから締め出そう」という署名活動が起きるなど物議を醸すも、ユージニアさんがSNSを止めることはなかった。
しかしここにきて、SNSのコメント欄は「彼女はこれまでにないほど痩せている」「このままでは長く持たないのではないか?」という声で溢れるようになり、ユージニアさんが家族と住むコネチカット州グリニッジの警察署には、遠くエジプトやニュージーランドから電話やEメールで連絡が届くようになったという。
そしてそんな懸念に対し、ユージニアさんとは10年以上の知り合いで、信頼関係を構築しているという同警察署のブレント・リーヴス巡査部長(Sergeant Brent Reeves)は、米エンタメニュースサイト『TMZ』のインタビューでこのように述べた。
「実は彼女は、動画の中にある特定の物を置いていてね。それは『全てが上手くいっている』という印なんだよ。だからそれがない時は、彼女が助けを必要としていると分かるようになっているんだ。」
「彼女はきちんと食事を摂っているし、特に好きなのはチキンサンドイッチだね。ただいつも細身でね。あのサイズが自分で心地良いと思っているから、家族は今よりも多くの量を彼女に食べさせることはできないでいる。それでも健全な精神を持っているし、話をする時はいつも陽気だよ。」
ちなみにユージニアさんのTikTokの動画の中で最近、特に人気だったのは、ビヨンセの楽曲『シングル・レディース(プット・ア・リング・オン・イット)』に合わせて踊る様子を捉えたもので、先月23日の投稿以来、再生回数は5520万回を超えている。
ただ網タイツをはいた脚は骨が浮き出て痛々しく、化粧はしているもののどこか病的で、テックインサイト編集部からは、ユージニアさんの回復がたくさんの人々のインスピレーションになることを伝え、今後の活躍を祈るメッセージを送っている。また動画には次のようなコメントが寄せられた。
「ユージニアさん。多くの人があなたのことを心配しているわ。お願いだから誰か、信頼できる人に助けを求めて! あなたが回復し、長生きできるように祈っているわ。」
「あなたを心から愛している人なら、『今の状態は決して大丈夫ではない』と伝えて何とかするはずよ!」
「これでは座ったり、転んだりするたびに身体が痛むのでは?」
「明日、あなたは生きているの? そんな心配をしてしまう。これは生きるか、死ぬか…。命にかかわること。」
「身体を動かす筋肉は残っているんだね。でも明らかに健康ではない。突然死のリスクがあるレベル。」
「手遅れになる前に、今すぐ、どうにかしてくれ!」
「これは心が痛む。」
「なんて言ったらいいのか…。幸せそうに踊っているけど、幸せじゃないよね。」
「人に『痩せてるね』と言ってもらいたいのでしょう。これは心の病気。人にショックを与え、注目されるのが好きなのだろうね。」
「身体だけでなく、心も蝕まれてしまっているね。」
「私はずっとあなたのフォロワー。あなたがみんなに愛されていているということを知ってもらいたい。だから必要なケアを受けて欲しい。」
「あなたのことを12歳から見ているの。今、私は22歳。あなたの回復を祈っているわ。」
なお今年7月には、火を通さない生の野菜や果物、ナッツ類だけを摂取する「ローヴィーガン」生活を少なくとも10年以上続けていた39歳のインフルエンサーが死亡した。長年のローヴィーガン生活で疲れ切り、最後は立つこともできなくなっていたという。
画像は『Eugenia Cooney 2023年10月1日付TikTok「Obsessed with the Gothic Beach collection!!」』『Eugenia Cooney 2023年5月5日付Instagram「Under the sea」、2019年7月22日付Instagram「Even in the deepest darkness」、2023年9月19日付Instagram「Disney pool」、2023年5月23日付Instagram「Ariel outfit in Disney」、2023年2月21日付Instagram「love u guys」』『Raw food Creation by Zhanna D’art 2020年11月9日付Instagram「Skinny but strong is it possible?」』『Pixie Storm Studios 2022年12月10日付X「It’s crazy to think that 10 months ago I was signing a Power of Attorney」』『Josi Maria 2020年7月20日付Instagram「#JuLIEBE MAGERSUCHT – TAGEBUCH」』『The Sun 2022年1月7日付「FIGHT FOR LIFE I weigh just 3 stone at 36 as rare condition is starving me to death」(Credit: BPM)』『The Daily Star 2022年3月30日付「‘I could cry as I think I failed as a mum due to my kid’s rare eating disorder’」(Image: Lyni Sargent/Unlockd Marketing)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
米マサチューセッツ州出身のユージニア・クーニーさん(Eugenia Cooney、29)は、TikTokのフォロワー数260万人、YouTube登録者数215万人、Instagramのフォロワー数70万7千人のインフルエンサーとして知られている。
ユージニアさんが最初にSNSを始めたのは2011年のことで、「YouNow」「YouTube」「Twitch」などを利用して自身のライフスタイル、コスプレ、ダンス、メイクのチュートリアル動画などを数多く投稿して人気を得た。
ところが2015年頃、ファンからユージニアさんの痩せ細った身体を心配する声が寄せられるようになり、2019年にSNSの休止を宣言するとリハビリ施設に入所した。そしてその年の7月、米YouTuberシェーン・ドーソンの番組に出演して復帰を果たし、摂食障害であることを初めて認めていた。
そうして一度は健康状態が回復したユージニアさんだが、しばらくすると再び体重が減り始め、周囲から「細すぎる身体をSNSで晒すことは、若い年齢層に与える影響があまりにも大きい」という声があがり始めた。そのため2021年には、「SNSから締め出そう」という署名活動が起きるなど物議を醸すも、ユージニアさんがSNSを止めることはなかった。
しかしここにきて、SNSのコメント欄は「彼女はこれまでにないほど痩せている」「このままでは長く持たないのではないか?」という声で溢れるようになり、ユージニアさんが家族と住むコネチカット州グリニッジの警察署には、遠くエジプトやニュージーランドから電話やEメールで連絡が届くようになったという。
そしてそんな懸念に対し、ユージニアさんとは10年以上の知り合いで、信頼関係を構築しているという同警察署のブレント・リーヴス巡査部長(Sergeant Brent Reeves)は、米エンタメニュースサイト『TMZ』のインタビューでこのように述べた。
「実は彼女は、動画の中にある特定の物を置いていてね。それは『全てが上手くいっている』という印なんだよ。だからそれがない時は、彼女が助けを必要としていると分かるようになっているんだ。」
「彼女はきちんと食事を摂っているし、特に好きなのはチキンサンドイッチだね。ただいつも細身でね。あのサイズが自分で心地良いと思っているから、家族は今よりも多くの量を彼女に食べさせることはできないでいる。それでも健全な精神を持っているし、話をする時はいつも陽気だよ。」
ちなみにユージニアさんのTikTokの動画の中で最近、特に人気だったのは、ビヨンセの楽曲『シングル・レディース(プット・ア・リング・オン・イット)』に合わせて踊る様子を捉えたもので、先月23日の投稿以来、再生回数は5520万回を超えている。
ただ網タイツをはいた脚は骨が浮き出て痛々しく、化粧はしているもののどこか病的で、テックインサイト編集部からは、ユージニアさんの回復がたくさんの人々のインスピレーションになることを伝え、今後の活躍を祈るメッセージを送っている。また動画には次のようなコメントが寄せられた。
「ユージニアさん。多くの人があなたのことを心配しているわ。お願いだから誰か、信頼できる人に助けを求めて! あなたが回復し、長生きできるように祈っているわ。」
「あなたを心から愛している人なら、『今の状態は決して大丈夫ではない』と伝えて何とかするはずよ!」
「これでは座ったり、転んだりするたびに身体が痛むのでは?」
「明日、あなたは生きているの? そんな心配をしてしまう。これは生きるか、死ぬか…。命にかかわること。」
「身体を動かす筋肉は残っているんだね。でも明らかに健康ではない。突然死のリスクがあるレベル。」
「手遅れになる前に、今すぐ、どうにかしてくれ!」
「これは心が痛む。」
「なんて言ったらいいのか…。幸せそうに踊っているけど、幸せじゃないよね。」
「人に『痩せてるね』と言ってもらいたいのでしょう。これは心の病気。人にショックを与え、注目されるのが好きなのだろうね。」
「身体だけでなく、心も蝕まれてしまっているね。」
「私はずっとあなたのフォロワー。あなたがみんなに愛されていているということを知ってもらいたい。だから必要なケアを受けて欲しい。」
「あなたのことを12歳から見ているの。今、私は22歳。あなたの回復を祈っているわ。」
なお今年7月には、火を通さない生の野菜や果物、ナッツ類だけを摂取する「ローヴィーガン」生活を少なくとも10年以上続けていた39歳のインフルエンサーが死亡した。長年のローヴィーガン生活で疲れ切り、最後は立つこともできなくなっていたという。
画像は『Eugenia Cooney 2023年10月1日付TikTok「Obsessed with the Gothic Beach collection!!」』『Eugenia Cooney 2023年5月5日付Instagram「Under the sea」、2019年7月22日付Instagram「Even in the deepest darkness」、2023年9月19日付Instagram「Disney pool」、2023年5月23日付Instagram「Ariel outfit in Disney」、2023年2月21日付Instagram「love u guys」』『Raw food Creation by Zhanna D’art 2020年11月9日付Instagram「Skinny but strong is it possible?」』『Pixie Storm Studios 2022年12月10日付X「It’s crazy to think that 10 months ago I was signing a Power of Attorney」』『Josi Maria 2020年7月20日付Instagram「#JuLIEBE MAGERSUCHT – TAGEBUCH」』『The Sun 2022年1月7日付「FIGHT FOR LIFE I weigh just 3 stone at 36 as rare condition is starving me to death」(Credit: BPM)』『The Daily Star 2022年3月30日付「‘I could cry as I think I failed as a mum due to my kid’s rare eating disorder’」(Image: Lyni Sargent/Unlockd Marketing)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)