米オクラホマ州オカッシュ警察署が日本時間25日、Facebookに可愛らしい交通違反者の動画を投稿し、注目を集めている。違反者はスピード違反をしたうえ、信じられないような“ながら運転”をしていたそうだが、あまりの可愛さに「警告」だけで済んだという。心温まるニュースを米オクラホマ州のニュースメディア『KFOR』などが伝えた。
オクラホマ州の田舎町オカッシュで23日、パトロール中の警察車両がバッテリー駆動のおもちゃの車を運転していたローズ・ファーンちゃん(Rose Fern、2)を発見し、サイレンを鳴らして停止するよう促した。
ローズちゃんは当時、スピード違反をしていたうえ、歯を磨いていたそうで、オカッシュ警察署は25日、Facebookに当時の動画を投稿し、このように綴った。
「ランプを点灯させた警察車両が、自分が運転している車のバックミラーに映し出された時の無力感って分かるでしょう。オカッシュ在住のある運転手は昨晩、そんな経験をしたのです。それは2歳のローズ・ファーンちゃんで、ピンクのコンバーチブルに乗り、カンザス州のスピードリミットを超えて運転していたのです。この小さな違反者を発見したのはマネス警察官(Officer Maness)で、直ちに行動を起こしました。でもローズちゃん、上手いこと不服を申し立て、警告だけで済んだのです。彼女のキュートさが一役買ったことは間違いないでしょうね。警察署長。」
オクラホマ州では、ほとんどのスクールゾーンでの最高制限速度は時速25マイル(約40キロ)で、州立公園や野生生物保護区の幹線道路は時速35マイル(約56キロ)、そしてその他の道路は時速55マイル(約88キロ)だという。
同警察署は、当時のローズちゃんの超過速度はどれほどだったのか、シートベルトをしていたのかについては明かしていないが、動画には次のようなコメントが寄せられた。
「ローズちゃんはサイレンに気付いているのかしら? それに素直に停止命令に従ったのかな?」
「2歳だと運転免許証は持っていないだろうね。いったい何点減点になったのだろう。」
「警察官はいい仕事をしたものだ。」
「両親はどこにいるの? 撮影をしていたのかな?」
「ジョークが分かる警察官で良かった。」
「可愛すぎるね。」
「悲劇につながる可能性もあったけど、まあ、田舎町だからね。こんなこともあるだろう。」
「運転しながら歯磨きとはなんて危険な! でもこの子はかなり肝が据わっているね。」
「どうやって不服を申し立てたんだ。参考にしたいものだね(笑)」
「可愛すぎて、今日も一日頑張れそうだ。」
なおテックインサイト編集部では、オカッシュ警察署にローズちゃんが警告を受けた背景について取材を申し込んだところ、警察署長のスミス氏からこんな返答があった。
「実はこの写真を撮影したのは、私(スミス警察署長)なんですよ。ローズちゃんは最近2歳の誕生日を迎えたばかりで、ピンクの車は誕生日プレゼントだったそうです。彼女の祖母によると、ローズちゃんはあの車がとても気に入ってノンストップで運転していたそうで、あの日は私とマネス警察官でローズちゃんを訪れたのです。ローズちゃんの母と祖母は地元でビジネスをしていて、ローズちゃんはいつも2人のそばにいることを知っていましたから…。」
「ローズちゃんがあの車を楽しそうに運転するのを目の当たりにし、地域の警察官としての遊び心が騒いでしまってね。ちょっとおふざけをしたのですよ。ローズちゃんは私たちが訪ねてきたことに心弾ませ、警察車両がランプを点灯しておもちゃの車の後を追ってきたことをとても喜んでいましたよ。」
「私たちのコミュニティは住民皆が顔見知りで、お互いに助け合って暮らしています。もちろんローズちゃんも私たちのことをよく知っているのです。ゆったりとした温かいコミュニティであること。これは何ものにも代え難いものなのです。」
「小さな私たちの町の話題に、こうして光があてられたことはとてもありがたいことですよ。」
ちなみに過去にはカナダでも、おもちゃの車を運転する6歳女児に警察官が偽の違反切符を手渡していた。女児は車を運転しながら携帯電話で会話していたそうで、警察官と女児との温かいやり取りが話題となった。
画像1、2、5~9枚目は『Okarche Police Department 2023年10月25日付Facebook「Mini LawBreaker」』『Veronique Fortin 2019年8月15日付Facebook「Je voudrais dire un gros “Merci” au 2 policiers en velo de la Police de St-Jerome d avoir pris quelques minutes pour faire bien rire ma belle petite Melodie avec toute cette petite mise en scene … 」』『The Sun 2019年12月18日付「PAWLY PATROL Heroic boy, 3, rides toy car along busy road to get help for dad after he has seizure」(Credit: John Aron)、2021年5月5日付「999 TOY HERO Boy, 4, with speech difficulties read the number on his toy car to call 999 after his mum had a seizure」(Credit: News Group Newspapers Ltd)』『新京報 2020年7月15日付「萌娃开玩具车载女生上街兜风 被交警叔叔当场“控制”」』『ABC News 2016年1月9日付「Toddler Found Driving Motorized Toy Big Rig on Florida Highway」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
オクラホマ州の田舎町オカッシュで23日、パトロール中の警察車両がバッテリー駆動のおもちゃの車を運転していたローズ・ファーンちゃん(Rose Fern、2)を発見し、サイレンを鳴らして停止するよう促した。
ローズちゃんは当時、スピード違反をしていたうえ、歯を磨いていたそうで、オカッシュ警察署は25日、Facebookに当時の動画を投稿し、このように綴った。
「ランプを点灯させた警察車両が、自分が運転している車のバックミラーに映し出された時の無力感って分かるでしょう。オカッシュ在住のある運転手は昨晩、そんな経験をしたのです。それは2歳のローズ・ファーンちゃんで、ピンクのコンバーチブルに乗り、カンザス州のスピードリミットを超えて運転していたのです。この小さな違反者を発見したのはマネス警察官(Officer Maness)で、直ちに行動を起こしました。でもローズちゃん、上手いこと不服を申し立て、警告だけで済んだのです。彼女のキュートさが一役買ったことは間違いないでしょうね。警察署長。」
オクラホマ州では、ほとんどのスクールゾーンでの最高制限速度は時速25マイル(約40キロ)で、州立公園や野生生物保護区の幹線道路は時速35マイル(約56キロ)、そしてその他の道路は時速55マイル(約88キロ)だという。
同警察署は、当時のローズちゃんの超過速度はどれほどだったのか、シートベルトをしていたのかについては明かしていないが、動画には次のようなコメントが寄せられた。
「ローズちゃんはサイレンに気付いているのかしら? それに素直に停止命令に従ったのかな?」
「2歳だと運転免許証は持っていないだろうね。いったい何点減点になったのだろう。」
「警察官はいい仕事をしたものだ。」
「両親はどこにいるの? 撮影をしていたのかな?」
「ジョークが分かる警察官で良かった。」
「可愛すぎるね。」
「悲劇につながる可能性もあったけど、まあ、田舎町だからね。こんなこともあるだろう。」
「運転しながら歯磨きとはなんて危険な! でもこの子はかなり肝が据わっているね。」
「どうやって不服を申し立てたんだ。参考にしたいものだね(笑)」
「可愛すぎて、今日も一日頑張れそうだ。」
なおテックインサイト編集部では、オカッシュ警察署にローズちゃんが警告を受けた背景について取材を申し込んだところ、警察署長のスミス氏からこんな返答があった。
「実はこの写真を撮影したのは、私(スミス警察署長)なんですよ。ローズちゃんは最近2歳の誕生日を迎えたばかりで、ピンクの車は誕生日プレゼントだったそうです。彼女の祖母によると、ローズちゃんはあの車がとても気に入ってノンストップで運転していたそうで、あの日は私とマネス警察官でローズちゃんを訪れたのです。ローズちゃんの母と祖母は地元でビジネスをしていて、ローズちゃんはいつも2人のそばにいることを知っていましたから…。」
「ローズちゃんがあの車を楽しそうに運転するのを目の当たりにし、地域の警察官としての遊び心が騒いでしまってね。ちょっとおふざけをしたのですよ。ローズちゃんは私たちが訪ねてきたことに心弾ませ、警察車両がランプを点灯しておもちゃの車の後を追ってきたことをとても喜んでいましたよ。」
「私たちのコミュニティは住民皆が顔見知りで、お互いに助け合って暮らしています。もちろんローズちゃんも私たちのことをよく知っているのです。ゆったりとした温かいコミュニティであること。これは何ものにも代え難いものなのです。」
「小さな私たちの町の話題に、こうして光があてられたことはとてもありがたいことですよ。」
ちなみに過去にはカナダでも、おもちゃの車を運転する6歳女児に警察官が偽の違反切符を手渡していた。女児は車を運転しながら携帯電話で会話していたそうで、警察官と女児との温かいやり取りが話題となった。
画像1、2、5~9枚目は『Okarche Police Department 2023年10月25日付Facebook「Mini LawBreaker」』『Veronique Fortin 2019年8月15日付Facebook「Je voudrais dire un gros “Merci” au 2 policiers en velo de la Police de St-Jerome d avoir pris quelques minutes pour faire bien rire ma belle petite Melodie avec toute cette petite mise en scene … 」』『The Sun 2019年12月18日付「PAWLY PATROL Heroic boy, 3, rides toy car along busy road to get help for dad after he has seizure」(Credit: John Aron)、2021年5月5日付「999 TOY HERO Boy, 4, with speech difficulties read the number on his toy car to call 999 after his mum had a seizure」(Credit: News Group Newspapers Ltd)』『新京報 2020年7月15日付「萌娃开玩具车载女生上街兜风 被交警叔叔当场“控制”」』『ABC News 2016年1月9日付「Toddler Found Driving Motorized Toy Big Rig on Florida Highway」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)