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【海外発!Breaking News】鼻の穴が無く多毛症の2歳女児、王妃から養子の申し出を受け治療をすることに(マレーシア)<動画あり>

TechinsightJapan 2023年11月9日 20時55分

このほどマレーシアで、「狼男症候群」と言われる多毛症を患う2歳女児に大きな転換期がやってきたことが話題となっている。女児は顔の毛が異常に濃いために、これまで周りから「動物の子」などと心無い言葉を浴びせかけられてきた。そんな女児のもとにマレーシアの王妃から養子にしたいとのオファーが舞い込んだ。マレーシアのニュースメディア『WORLD OF BUZZ』などが伝えている。

マレーシア、ボルネオ島の町ビントゥルに住むテレサ・グンティンさん(Theresa Guntin、29)が今月1日、Facebookに投稿した内容が注目を集めた。写真には子供たちと写るテレサさんの姿があり、その中に先天性疾患の多毛症を患う末娘のアディク・ミスクライアンちゃん(Adik Missclyen、2)の姿もあった。

アディクちゃんは生まれた時からすでに全身にうっすらとした体毛が生え、鼻の穴が無い状態だったという。鼻の穴は生後2か月の時に手術を受けて普通の子供と同じように息ができるようになったが、多毛症に関してはこれまで十分な治療が受けられなかったこともあり、写真のアディクちゃんは顔全体が完全に毛で覆われていた。

投稿された3枚の写真のうち1枚は、アブドゥラ国王の妃であるトゥンク・アジザ・アミナ王妃からの書状で、「アディクちゃんを養女にしたい」と記されていた。王妃とアディクちゃんの出会いは、今年9月11日のことになる。当時、ボルネオ島を訪れていた国王と王妃を一目見ようとテレサさんは夫のローランド・ジンバイさん(Roland Jimbai、49)と一緒に子供たちを連れて人ごみの中を並んで待っていた。

すると国王夫妻は、ローランドさんに抱かれているアディクちゃんに気づいて声をかけ、王妃はアディクちゃんを愛おしそうに抱っこした。そして、アディクちゃんを抱いたまま記念撮影に応じた。この時、ローランドさんとテレサさんは信じられない気持ちだったという。



当時、アディクちゃんと王妃について、地元だけでなく海外のメディアも伝えるほど人々の関心を集めた。それから2か月ほど経った10月31日のこと、ローランドさんはサラワク州の女性・児童・地域福祉開発局のファティマ・アブドゥラ大臣から書状を手渡されたという。

書状は10月10日の日付で、多毛症を抱えているアディクちゃんを自分の養女として迎え、治療費と教育費を援助したいといった王妃の意向が記されていた。さらに書状には、「この申し出によって、アディクちゃんの養育費や治療などのご両親の負担が軽減されることを願っています」とあった。



溶接工として働き、4人の子供を持つローランドさんは、王妃の心遣いに涙するほどだったという。彼はメディアのインタビューに応じ、このように語っている。

「手紙を読んだ後、私は深く感動しました。王妃が私の娘を養子にするなんて思ってもいませんでしたから…。つまり、私たちの娘はプリンセスになるんですよ。だから私たちは彼女をプリンセス・アディクと呼ぼうかと思っています。」

「私たちのスペシャルな子供に対する王妃のご配慮とお気遣いに、感謝せずにはいられませんでした。」



かつて多毛症のせいにより、見知らぬ人からジロジロ見られたり、心無い言葉をかけられたりしていたアディクちゃんだったが、今は羨望の目を向けられる存在になったという。母親のテレサさんはFacebookに、「アディク、あなたはとても幸運な子だわ。全てが順調にいくよう祈ってるわ」と綴っており、娘の幸せな将来を心から願っていた。



なおテックインサイト編集部では、テレサさんにコンタクトを取り、アディクちゃんは今後王宮で暮らすのか、それとも王妃から養女として支援を受けて家族と共に暮らすのか、そして王妃からの支援によってアディクちゃんの治療や教育が可能になった今、娘の将来にどのような期待を持っているかなどについてうかがうべく取材を申し入れている。



画像は『Suara Sarawak 2023年9月11日付Facebook「YDPA Agong dan permaisuri berkenan bertemu kanak-kanak istimewa di Bintulu.」』『Kak Na 2023年11月1日付Facebook「Congrat bek」』『New York Post 2023年9月14日付「Little girl born with ‘werewolf syndrome’ dubbed ‘child from heaven’ by royals」(Newsflash)』『The Daily Star 2022年11月19日付「Teen lives with rare ‘werewolf syndrome’ that leaves other kids scared he’ll bite them」(Image: mdwfeatures/Lalit Patidar)』『Larry Gabriel Gomez 2015年8月30日付Facebook』『The Sun 2018年1月4日付「HAIR SHE IS World’s hairiest teen girl dubbed ‘werewolf’ by pals is now happily married after dramatically shaving her face and body」(BRONEK KAMINSKI)』『diamond. 2022年6月11日付TikTok「we live in a world where individuality is feared.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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