ギリシャで休暇を楽しんでいた男性が、野生の子ジカを撮影しようと携帯電話を構えている最中に雄ジカに背後から襲われた。当時の様子は妻が撮影しており、米ニュースメディア『New York Post』などが伝えて拡散中だ。
メキシコ、カンクンに住むジアン・カルロ・トリアッカさん(Gian Carlo Triacca、42)は最近、妻エリカさん(Erika、40)とギリシャを旅行中、思いがけず雄ジカに襲われた。
ギリシャのニュースサイト『GreekReporter.com』によると、ジアンさんが襲われたのはギリシャの首都アテネから17マイル(約27キロ)に位置するサロニカ湾のモニ島とみられており、シカやヤギ、ウサギ、クジャクなどが生息し、手つかずの美しい自然が残っているという。
島には当時、カップルのほかにもたくさんの観光客がいて、人間に慣れた様子のクジャクやシカを間近で観察し、餌をあげたりしていたようだ。
ジアンさんが雄ジカに襲われたのは、子ジカを撮影しようと携帯電話を構えて立っていた時だそうで、雄ジカは枝分かれの数が12箇所ある大きな角を持っていたという。
当時の動画では、上半身裸のジアンさんのすぐ後ろに雄ジカがいるのが分かり、頭突きの体勢になるとジャンプしながら角で背中を突いている。ジアンさんは衝撃で体をよじって反応しており、携帯を飛ばされてしまっているのが見て取れる。
ジアンさんは当時のことを「襲われた時はショックと痛みでパニックに陥った」と明かし、次のように続けた。
「あの後数日は酷い痛みが抜けず、患部をひたすら氷で冷やしていた。ただ病院には行かず、市販の薬で対処した。あの攻撃で肋骨の何本かが折れてしまったようだ。」
そしてこの動画が拡散すると、次のようなコメントが寄せられた。
「野生のシカに餌付けするから、こういうことが起きるんだ。」
「野生動物は野生のままにしておくのが一番。」
「シャツを着ていなかったことで軽傷では済まなかったということだろうね。もし角が深く刺さったら、命の危険もあった。」
「病院に行かずに、どうやって肋骨骨折だと分かるんだ!?」
「シカは私たちが考えるよりずっと強い。私の近所の男性は裏庭の大きなシカを追い払おうとして、喉を突かれ数日後に死んでしまったよ。」
「これは怖い。」
「どんなに慣れていても野生は野生。一定の距離を保つべきだった。」
ちなみに今年5月には、アメリカの「イエローストーン国立公園」でバイソンを撫で、近距離で撮影する“愚かな観光客”の動画がSNSで拡散し、怒りの声が上がっていた。同公園では、観光客に「バイソンから少なくとも25ヤード(約23メートル)は離れるように」と注意を呼びかけているものの、軽率な行動を取る観光客は後を絶たないという。
画像は『New York Post 2023年11月3日付「I tried to take a selfie with a deer in the wild — I ended up with multiple broken ribs」(Gian Carlo Triacca/ CATERS NEWS)』『TouronsOfYellowstone 2023年5月28日付Instagram「Queen Touron of Yellowstone.」』『FOX 8 News 2020年8月14日付「Bison rips woman’s pants off at South Dakota state park in attack caught on video」』『Zakon.kz 2020年7月7日付「Людей, забивавших тюленя в Мангистау, привлекут к ответственности」(Фото : wildfauna.ru)』『New York Post 2019年7月16日付「Couple ripped for ‘romantic’ pic next to lion they killed」(Facebook)』『Rodrigo Saavedra 2018年2月18日付Twitter「Una ballena azul de 21 Mts varo en el sector de Punta Delgada, a 117 kms de Punta Arenas, el cetáceo estaba rayado con dedicatorias, cortes profundos en su piel y dos mujeres fotografiándose encima de su cuerpo #RespetoAnimal」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
メキシコ、カンクンに住むジアン・カルロ・トリアッカさん(Gian Carlo Triacca、42)は最近、妻エリカさん(Erika、40)とギリシャを旅行中、思いがけず雄ジカに襲われた。
ギリシャのニュースサイト『GreekReporter.com』によると、ジアンさんが襲われたのはギリシャの首都アテネから17マイル(約27キロ)に位置するサロニカ湾のモニ島とみられており、シカやヤギ、ウサギ、クジャクなどが生息し、手つかずの美しい自然が残っているという。
島には当時、カップルのほかにもたくさんの観光客がいて、人間に慣れた様子のクジャクやシカを間近で観察し、餌をあげたりしていたようだ。
ジアンさんが雄ジカに襲われたのは、子ジカを撮影しようと携帯電話を構えて立っていた時だそうで、雄ジカは枝分かれの数が12箇所ある大きな角を持っていたという。
当時の動画では、上半身裸のジアンさんのすぐ後ろに雄ジカがいるのが分かり、頭突きの体勢になるとジャンプしながら角で背中を突いている。ジアンさんは衝撃で体をよじって反応しており、携帯を飛ばされてしまっているのが見て取れる。
ジアンさんは当時のことを「襲われた時はショックと痛みでパニックに陥った」と明かし、次のように続けた。
「あの後数日は酷い痛みが抜けず、患部をひたすら氷で冷やしていた。ただ病院には行かず、市販の薬で対処した。あの攻撃で肋骨の何本かが折れてしまったようだ。」
そしてこの動画が拡散すると、次のようなコメントが寄せられた。
「野生のシカに餌付けするから、こういうことが起きるんだ。」
「野生動物は野生のままにしておくのが一番。」
「シャツを着ていなかったことで軽傷では済まなかったということだろうね。もし角が深く刺さったら、命の危険もあった。」
「病院に行かずに、どうやって肋骨骨折だと分かるんだ!?」
「シカは私たちが考えるよりずっと強い。私の近所の男性は裏庭の大きなシカを追い払おうとして、喉を突かれ数日後に死んでしまったよ。」
「これは怖い。」
「どんなに慣れていても野生は野生。一定の距離を保つべきだった。」
ちなみに今年5月には、アメリカの「イエローストーン国立公園」でバイソンを撫で、近距離で撮影する“愚かな観光客”の動画がSNSで拡散し、怒りの声が上がっていた。同公園では、観光客に「バイソンから少なくとも25ヤード(約23メートル)は離れるように」と注意を呼びかけているものの、軽率な行動を取る観光客は後を絶たないという。
画像は『New York Post 2023年11月3日付「I tried to take a selfie with a deer in the wild — I ended up with multiple broken ribs」(Gian Carlo Triacca/ CATERS NEWS)』『TouronsOfYellowstone 2023年5月28日付Instagram「Queen Touron of Yellowstone.」』『FOX 8 News 2020年8月14日付「Bison rips woman’s pants off at South Dakota state park in attack caught on video」』『Zakon.kz 2020年7月7日付「Людей, забивавших тюленя в Мангистау, привлекут к ответственности」(Фото : wildfauna.ru)』『New York Post 2019年7月16日付「Couple ripped for ‘romantic’ pic next to lion they killed」(Facebook)』『Rodrigo Saavedra 2018年2月18日付Twitter「Una ballena azul de 21 Mts varo en el sector de Punta Delgada, a 117 kms de Punta Arenas, el cetáceo estaba rayado con dedicatorias, cortes profundos en su piel y dos mujeres fotografiándose encima de su cuerpo #RespetoAnimal」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)